実行委員のメンバーとして関与している「meets the 福祉」。
5月17日の夜に、第1回目の公開ワークショップが実施されました。
さまざまな障がいを抱えていらっしゃる方、それから手話などのサポート、支援の方たちと一緒に、どう11月の「福祉まつり」を迎えるか、ワークショップをおこなった。
いろいろなアイデアや視点がでてくる。
日頃なんとなく過ごしていては、考えもつかなかった視点が、
ハンディや不便さの点から提示されて、ハッとする。
おなじグループにいらっしゃった方。
行事・イベントで不便に感じたことはなにか?
ということを提示し合う中で、
障がいのために「そもそも参加しないから、不便に感じることもない」
「参加しても一人になることがおおく、コミュニケーションができないから、いかない、いっても帰ることが多い」という方がいらっしゃった。
しかし、この日の「meets the福祉」のワークショップには、
ウェルカム感がある。
みなさんが、ちゃんとコミュケーションをとろうとしくてれるから
「きてよかった」といってくださった。
その言葉を聞いたときには、ふるえるような思いがした。
自分たちがその方から認めてもらえたような思いがした。
いろんな方がいらっしゃることを想定しながら、準備をしている。
もしかすると、漏れているかもしれない「だれか」がいるかもしれない。
「だれか」にとっては、居心地のわるい場所になってしまっているのかもしれない。
だとするならば、それは僕たちが「みんな」というその「みんな」の中その「だれか」を含み切れていなかったということかもしれない。
もちろん、すべての人をふくみこめる「みんな」というのは、到達し得ない「理想」・「理念」なのかもしれない。
でも、来てくれる人が楽しくいられるように、きてよかったといられるように、「みんな」をできるだけ広げられるようにしながら、11月を迎えようとしているこの行事は、自分にとっての「みんな」に対する想像力を大きく広げてくれてもいるように思う。
https://www.facebook.com/meetsthefukushi/
登録:
投稿 (Atom)
「宗教」・「カルト」を扱う講義をするので
今日の龍谷大学文学部で担当している「伝道学特殊講義」(学部3・4回生対象)は、講義で指定しているテキスト 『基礎ゼミ宗教学(第2版)』 。今回は、第9章の「カルト問題」にどう向き合うか?―カルト、偽装勧誘、マインド・コントロール」を扱う予定。 数年前に大阪大学が、大学としてのカ...
-
非常勤講師としてお世話になっている相愛大学で、以下の講演会があります。 第一回のゲストスピーカーとして、登壇させていただくことになりました。 (添え物なので、ちょろっとです。) ご期待にそえるかどうかわかりませんが、 お寺での活動や、宮崎先生がお話しされたことなどから、対談をさせ...
-
◎ 答えずらい質問 よく聞かれる質問に、「お布施はどれほどしたらいいですか?」と聞かれる。 この質問に具体的にこたえられるお寺・僧侶もいらっしゃる。あるいは、ホームページ等に明示的に書かれていることもある。 しかし、正直言って、なかなか具体的にどれだけしてくださいとは答え...
-
業界に詳しい知人と話していたこと。 テレビCMなどでバンバンと流れている、さるグループ・系列の葬儀会社の実情がとてもひどいという話が流れてくる。 具体的にはかけないが、内容がひどい、高額請求がひどい、うたい文句と実情がかけはなれている・・・など枚挙にいとまがない。 一...