2019年4月29日月曜日

190428 東京レインボープライド2019(1日目)

 4月28日。スケジュールの都合がついたので、東京レインボープライドに参加した 
 お参りを終えて、当日の午後に翌日の予定と、イベントの予定を確認して、えいっと決めて東京に身一つで向かったような参加の仕方。それも楽しい。

 会場に向かう道中から、すれ違う人たち――おそらく会場から駅に向かう個人、カップル、家族、グループ それぞれが多様なあり方を象徴しているように感じられて、「多様なあり方」を象徴するかのようなイベントにいま向かっているのだということを感じた。


 会場に入ったのはすでに夕刻(17時過ぎ)だったが、ちょうどパレードが会場に帰ってくる時間でもあって、とても賑わっていた(しかし、知人に聞いたところでは、ピークの状態ではもっとすごかったらしい)

 誰もがしる大企業が大がかりなブースや仕掛けをだしていたり、ライブ・パフォーマンスがステージと大画面で映し出されていたりで、フェスの雰囲気でとても楽しい。

 会場がひろく、全体の配置やどこになにがわからずうろうろとしてしまう。電話で連絡をとってなんとか龍大のブースに到着。そこから、知人何人かと顔をあわせることもでき、知人を紹介してもらったり、あいさつを重ねたりしながら、その場の雰囲気を楽しむ。
 
 ちょっと会場を歩くだけでも、いろいろな人がいる。いろどりや、装い、あるいは生き方がさまざまであることを、ただ歩きすれ違うだけで感じる。

 もしかすると、人によっては、受けいれがたいとおもうことがらや、ありかたもあるかもしれない。しかし、それらが「机上」や「空想」ではなく、いま目の前に一人の人のあり方として現前にある。だれかに受けいれてもらう、もらわないという問題ではなく、「あり方」としてすでにある、いるということが、現に示されているようにも思われた。


 人と顔を合わせ、あいさつを重ねることも楽しい。
 その場にいる多くのひとが、久しぶりに会うひととあいさつをし、言葉を交わしているようでもあった。全国に散らばる知人と顔を合わせる場であったり、再会を果たし、再会する約束を重ねる場となっている。人と会い、人とつながる場としても大いに機能しているような思いがした。

 まだ、言語化できるまでに至っていないこともあるけれど、あの場に身を置いてみることで感じられることが少なからずあった。
 


 

2019年4月15日月曜日

あれこれありました

ここ2~3週間、いろいろと西正寺での行事、他所で自分自身が主催する行事がたくさんあった。

3/30(土) テラハ
3/31(日) 大江戸ブギウギ
4/3(水)
  コミュニティナースから展開する可能性を考える その1
   ~コミュニティナース矢田明子さん講演会プレ・イベント
4/6(土) はなまつり
4/7(日) ふるまい市場
4/12(金)普通を語ろう@蓬莱湯
4/14(日)第十五回西正寺寄席

本当は、それぞれにレビューを書きたいところだけれど、とりいそぎ、一言メモを残しておきたい。



2019年4月1日月曜日

190331_大江戸ブギウギが実施されました。

2019年3月31日(日)
大江戸ブギウギという行事が西正寺で開催されました。

半年ほど前から、尼崎市内の着物の染色の職人である「くろゆか」さんと、そのおばあさまがされている着物の着付け教室「まるひめ着物学院」が中心になって企画・準備をされてきたイベントです。
とある経緯から相談をもちかけられ、西正寺を会場としてお引き受けすると共に、実行委員にも入りながら関わってきたイベントです。

個人的には、規模や大きさと、自分主催ではないということの兼ね合いに少し難しさを感じていた行事でもありました。終わってみると、そういった部分に個人的な課題や反省を多々感じるところがありましたが、実行委員のみなさんの表情や様子や言葉、出演・出店してくださったみなさん、参加したみなさんの様子を見ていて、いい一日だなぁと感じながら過ごした時間でもありました。

詳細に一々のべることはできませんが、以下に概要と思いを残しておきたいとおもいます。※当日のコンテンツについては、この投稿の末尾に列挙しておきます。
参加者としては、約250名ほどの来場がありました。出店者、スタッフを含めると、当日は300名以上の人と西正寺で過ごすことができたということになります。

本堂で行われた出演者のみなさんの演目のすばらしさはもちろんのことながら、それぞれが、お寺の本堂であるということの意味をとても大事にしてくださり、お寺であること、仏さまの前であることに、とても配慮し、敬意をはらってくださっていたことが感じられました。そのことは、お寺の者(僧侶)として大変うれしいことでしたし、そのことがまたパフォーマンスをふくめたその場の時間をとても豊かにしてくれているように感じられるものでした。

境内では、伝統や地域に関わるいろいろな出店がありました。
武庫川で取れた魚をつかった「フィッシュアンドチップス」や、尼崎の歴史にまつわるお菓子、その場でつくってくれる「飴細工」、銭湯にまつわるグッズ販売。金継ぎ、染色、和風なデザインに関するワークショップ等等。

主催のくろゆかさんと、まるひめ着物学院(http://www.maruhime-kimono.com/index.html)さんが中心となって展開された「ファッションショー」は午前・午後と2回にわたって行われました。それぞれ着物にまつわる思いや、それぞれの物語りが紹介されながら、ランウェイに見立てた本堂に敷かれた赤い毛氈の上を、多くの人に見守られながられていました。
みなさんそれぞれが、思い思いの希望に沿った着物をきて、うれしそうに、楽しそうに歩き、披露されているのが印象的でした。
また、それを見ている皆さんの表情や様子を含めて、とてもすばらしい時間であったように思いました。

最後には、ファッションショーに出演された方、関わった方の記念撮影がありましたが、その様子を端で見ながら、ぐっとくるものがありました。
「とても素敵な着物をきて、ファッションショーという舞台に上がったこと、おそらくいい思い出として、ここにいるみなさんの思い出になって残ってくれるのではないだろうか。見守った側の人たちにも、とても印象的な一日になったのではないだろうか」そんなことが頭のなかによぎっていました。お寺がそこにいたみなさんにとって素敵な時間を過ごす場であったこと、将来この日が思い出話としておそらく語られるであろうことを想像すると、グッとくるものがあったのです。

着物、伝統芸能、職人の技、お寺や僧侶というだけではつながれない多様な人たちがお寺につどい、参加してくださったみなさんと、他では経験しがたいよろこびと楽しみが起こったこの時間が紡がれたこと。僕には絶対できないことが、自分があずかっているお寺でおこっている、ということで経験できたような感慨でした。

企画を持ち込み、一身に背負ってこれを実現してくださったくろゆかさんと、それに関わり、主催者とイベントを支えてくださった実行委員、当日メンバーのみなさんの関わりに、そして参加して下さったみなさん、理解、協力をいただいた御門徒・地域のみなさんに感謝しています。

おかげさまで、いい1日でした!











イベント終了後、打ち上げ前の記念撮影!


◆【当日のコンテンツ一覧】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当日の内容
本堂でのコンテンツは、以下のようなものでした。
10:30 【津軽三味線バンド】 ture-zure 生演奏コンサート
11:15 【書家】後藤浩戸 書道パフォーマンス
12:00   【和服】まるひめ着物学院 着物ファッションショー (前半)
12:45 【落語】関西学院大学 寄席
13:30 【花人】武田優恵 生け花パフォーマンス
14:15   【伊勢型紙職人】木村淳史 トークショー
15:00 【和服】まるひめ着物学院 着物ファッションショー(後半)

また境内では、飲食・物販・ワークショップの出店がありました。
【飲食】フィッシュアンドチップス(未来工房)/和菓子屋(育成調理師専門学校)/
飴細工(辰友堂)/大江戸団子〜ひとときの休息〜(尼崎ENGAWA化計画インターン)
/飲みもの

【物販】漆モノ販売(漆モノNUKU)/新しい和デザインもの販売(デザインオフィスWA-plus)/てぬぐい・銭湯グッズ物販(尼崎温泉郷)

【ワークショップ】金継ぎでつくるアクセサリー体験(漆モノNUKU)/ロウケツ染め体験(染色工房クロマル)
【パフォーマンス】南京玉すだれ






「宗教的な救い」とはなにか?

・先週は宮崎先生と対談でした  先週の土曜日 4月13日の午後は、相愛大学の企画で、宮崎哲弥先生の講義にゲストスピーカー・対談相手として、登壇させていただく機会を得ました。  以前このブログでもご案内していたこちらです。  【登壇情報】宮崎哲弥先生と対談します。 https://...