論文を書こうとしているが…。
「既存のテクストの読みをもとにあらたなテクストを書き構成すること、この一点に人文学のいとなみは集約される」(下田正弘「仏教学の方法と未来―領域独存から超域共存へ」『印度学仏教学研究』65巻2号、2017年)という一文に触れる。 人文学とはなにか、それはものを「読み」「書く」ということ、あるいは「語る」ということも含まれるかもしれない。あるいは、それらの中で「読む」「書く」「語る」ことの意味を問い、深めるということもあるかもしれない。 学ぶほどに、読むほどに、それら「読み」「書き」「語る」ことの難しさを感じている。 高度で語ることの出来ない概念、消化し理解することもままならないたった一期の語句、そもそも読むことすらままならない自分があらわになるような感覚が立ち上がっている。