2010年1月23日土曜日

内田樹『日本辺境論』

内田樹『日本辺境論』 (新潮新書)

 先日、ブックファーストで買った一冊。
 学術論文というより、知的エッセイというような印象の文章。
 
 過去に読んだことのあるような「教育論」「学び」についても書かれていて、思い出さされておもしろかった。
 とりあえず読んだということで。メモ書き。
 

2010年1月18日月曜日

平林都『平林都の接遇道』

今日(18日)は一日銀行や、諸々の手続き、コンタクトレンズの購入など、雑事を片付ける。
今読んでいる本を読み終えてからと思っていたのに、梅田の本屋でついつい3冊、買ってしまった。
そして、待ち時間や合間の時間で一冊読み終える。

平林都『平林都の接遇道』

テレビ番組に紹介されているのをときどき見て、
感銘を受けることも多かったので、ついつい手に取った一冊。




自分の思いや感情をどのように表に出すか。
目の前の人にどのように接し、うまくやっていくか。
その課題の多くは訓練によって解決できるのではないかと思う。
この年になって、「人に接する訓練」がいかに大切なものかとしみじみ感じる。
ホテルとか、レストランとか訓練された感じのいい対応を受けると
その対応に呼び起こされる気持ちよさとともに、自分の至らなさを思う。


自分が十分にそのようなトレーニングを積んでいるかというと、非常の心もとない。
せめて頭からでもと手に取った次第。


人をもてなすということはむずかしい。
どんな仕事をしていても、人と接することがあるはずだけれど、
どのように人に接するべきか、もてなし、尊敬を表すべきかというのはとてもむずかしい。

相手にいやな思いをさせないこと。
尊敬を表現すること。
それでいて、自分の価値もしっかりと高められること。
本当の意味で「いい人」になることはむずかしい。

今年のご正忌

1月16日。親鸞聖人のご命日。
自坊でも、有志でしている勉強会の報恩講をお勤めした。
毎月の会は僕が講師訳を勤めさせていただいているが、報恩講はせっかくなので、外からご講師をご招待してということになり、3年目。
今年は、大学院の後輩のA井師にご講師を依頼した。

笑顔と落ち着いた口調でのお取次ぎ。
やはり、所作や話し方は人柄がにじみ出ます。
ありがとうございました。

2010年1月14日木曜日

ひとつづつ片付けよう

 仕事と目標を一つづつクリアしていくことを積み重ねていこう。
 
 本を二冊読了。

・斉藤孝『斉藤孝のアイデア革命~アイデア連発の人はここが違う!』
 五年前に出版された本なので、時代的な差異を感じる部分もある。もともとは、『週間ダイアモンド』の連載だったらしい。
 正直な感想は、眼を見張るほどの目新しい「アイデア」やハックが紹介されているわけではない。
 仕事をする上で、アイデアやフレームワークの手法をまとめ、紹介したものならばアソシエやハックシリーズのほうが、画期的なものが紹介されているのではないかと思わないでもない。

 ブレストやアイデア生産のツールやスキルをある程度知っているようになったからそう思うのだろうか。
 とはいえ、自分の仕事に、これらのアイデアやブレストの手法を十分に取り入れることはできていない。
 理解してもらえる人や、協力者が少ないということもあるかもしれない。
 
 方法論や目的のための最善の手段を選ぶ。
 そのための試行錯誤。
 

 こういうアイデア本や、ハックの紹介などいわゆる「HOW TO本」は以前は読むことに抵抗があった。
 いつごろから、けっこう積極的に手に取るようになっている。
 読むことに抵抗のは、「そうしなければならない」的に押し付けられたり、自分のしていることに迷いが生じるのではないかという怖さがあったからかもしれない。
 けれども、読んでみると、むしろ自分の今の作業の仕方、ものの考え方をフィードバックして改善策を思いついたり、紹介されていることを鵜呑みにするのではなく「応用しよう」と考えていることの方が多いことに気がついた。
 枠が狭まるのではなく、選択肢の幅が広がり、「応用力」のトレーニングをしているような感覚。
 そういう意味で、HOW TO本を読むことは、最近では「やり方を学ぶ」ためというよりも、自分の仕事をフィードバックする意味合いの方が強い。

 そして、ほとんどの場合、こういった類の本を読むことは、大きな労力を要しない。
 なんとなく目を通し、読み流すだけで十分理解できるようになることも大きい。


 ・小川環樹『老子』
 博物館の道教の展示に言った際に買った本。
 積ん読状態ったのを手にとって読み通す。
 研究・関心から一度は見ておきたいと思ったもの。
 想像していたほど、とっぴなことが書いてるわけではないというのが感想。
 むしろ「とらわれないこと」「誇らないこと」「柔軟であること」など、
人生訓・処世訓としても受け止めることができそうな内容が多い。

 自然であれということ。道と徳を重視せよということ。



 


2010年1月13日水曜日

いろいろといそがしいよね・・・

 いろいろと業務やなにやらで忙しいことがあって、気がつけば自分の研鑽のための時間が、以前と比べて圧倒的に少なくなっている。
 本を読む時間も減ったし、なにかに集中して取り組む時間を確保することも難しくなった。
 何年か前のブログを読み返してみると、一生懸命にやってるつもりだったけれど、やっぱり「モラトリアル」な時間を過ごしていたんだなぁと思える。

 なにかものごとを「楽しく」捕らえるゆとりのようなものが、以前と比べて、減ってきたのかなぁ・・・。

 しなければいけない仕事や、
 解決しなければいけない課題を抱えつづけているような。

 日々のルーティンをこなしていくことで、技術・経験を蓄積して自分を磨いていく仕事って尊いなぁと思いつつ、それと隔絶したことをしている。
 自分が磨けているのだろうか。時間を浪費していないだろうか。
 

 先日お話した門徒のおじさんは、言われていた。
 
“ずっとイヤだと思いながら商売をしていた。
  何か自分が作ったものを、自分が生きた証しを残したいと思っていた”

 それで、彫刻や陶芸をするようになったという。いまでは、立派な作品もいくつか製作された。
  
 真剣に生きておられる。

 自分は自分の人生を考えているのか?
 いまこの時間は「生きている」のか?

やっぱりときどき更新

あれ?前のブログの更新からもう5日も経っている・・・。
日にちが過ぎるのが早いなぁ・・・。


先日買った『日経アソシエ』に今年の目標を立てるという記事があった。
それにあやかって、やってみたいこと、やろうと思っていることを、思いつくまま列挙してみた。

だれそれの作品、著作集を読み通すとか、
歌舞伎を鑑賞するとか
落語を聞きに行くとか

ある資格を取るとか、
〇〇ができるようになるとか

他愛のないことから
ちょっとスケールの大きなことまで

なんとなく生活していたらそのまま先延ばしにしてしまいそうなことだけど
実際に書いてみると、よし今年中にするぞ、・・・そのためには、という気持ちになる。
多分実際にできないこともあるだろうけれど、やろうと思っていることが「見える」形になることは、
実現に向けて大きな力になる。

さて、今日も一日大切に過ごそう。

2010年1月8日金曜日

山田詠美の作品

 去年の10月に山田詠美の『ぼくは勉強ができない』を読んで、おもしろかったことから、
 山田詠美の作品をぼちぼちと読んでいる。
 今日、初期の作品という『ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背中』を読み終える。

 いままに読んだもの
・『ぼくは勉強ができない』
・『放課後の音符』
・『ご新規熱血ポンちゃん』
・『PAY DAY!!!』
・『ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背中』

まとめ読みをしていくと、その作家のことがなんとなくわかっていくような気持ちになる。
今回は、第一印象からすると、読めば読むほど、現れてくる面が意外なものだったという印象。
いい意味でも、悪い意味でもなく、単純に意外な面というか、当初の予想を覆されるような。

でも、描かれている人間関係の機微や、価値観なんかは読むものをして考えさせるものがあるように思う。
もうちょっと、読み込んでみたい。

物欲・貪欲

 年賀状や、あけおめメールの何通かに「ブログ見てます」という文字とともに「あんまり更新されないね」
と。
 催促ありがとうございます。

 ブログ更新のモチベーションは見てくださる方がいることに尽きます。
 そんなわけで、ブログの更新@大阪駅のデリカフェ

・・・・・・・・・・・・・・・

 年末に通勤用にと、コートを購入。
 ふだんがあまりにもみすぼらしいので、ひとつくらいはパリっとしたものをと
妻の勧めもあり、僕としては奮発して購入。

 新年になってから、バーゲンセールに出かけがちだったこともあり、
年末にお金を使った勢いが残っていたこともあり、わりと頻繁にお買い上げ状態。
 勢いがついてしまっていて、ちょっと浪費気味。
 来月のクレジットカードの支払いはエライことになってそうだ。
 もうブレーキをかけないと。

 でも、新しいものを買うと気分も新鮮になる。
 年が改まったせいもあるかもしれないが、わりとハリのある日常を過ごしている。
 モノにひきづられる人間の性か。
 われながら単純か。

2010年1月6日水曜日

正月明け

 昨日の初法座も無事にお勤めさせていただきました。
 20名弱のお参りをいただきました。ありがとうございました。

 午後からは、舞子のアウトレットモールに買い物に出かける。普段の格好がみすぼらしいので、奥さんに見立ててもらって、服などを購入。
 
 
 西正寺は今日から月参り開始。明日からは、本山の業務も始まる。

2010年1月4日月曜日

西正寺・初法座

 お正月の3が日も終わり。
 本堂にお供えしてあった鏡餅を下げ、切り分ける。全部で10組の鏡餅。
 1時間半ほどかかって全部切り終える。
 毎年のことですが、けっこうな労働です。

 明日・1月5日(火)午前10:30より、「西正寺初法座」をお勤めします。
 切り分けたお餅をお下がりとしてお配りします。

2010年1月3日日曜日

あけましておめでとうございます。

遅ればせながら・・・あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始にもいろいろなことが起こり、どうなることやらと思ったこともありましたが、
そんなことも乗り越えて、無事に新年のスタートを切ることができました。
気がつけば、もう3日目・・・。
ぼけっとしていたら、今年もあっという間に過ぎ去ってしまいそうです。

「宗教的な救い」とはなにか?

・先週は宮崎先生と対談でした  先週の土曜日 4月13日の午後は、相愛大学の企画で、宮崎哲弥先生の講義にゲストスピーカー・対談相手として、登壇させていただく機会を得ました。  以前このブログでもご案内していたこちらです。  【登壇情報】宮崎哲弥先生と対談します。 https://...