ある火葬場で、お棺の運搬が全自動だったことに驚いた
◎某市の斎場はとてもきれいだった 先日、お葬式をお勤めしたご縁で、少し離れた箕面市の火葬場に赴いた。 前住職は来たことがあるそうだが、私は初めて足を運んだ。 そこでのこと。「火屋勤行」をお勤めする際に、そこの係の人がお棺を炉の前室に運んでこられる。しかし、普段見慣れた光景と少し違っていた。 お棺を運ぶ台車が、人の手ではなく機械が自動で動く、全自動式だったのだ。 まったく人が手を触れていない。係りの人の手には、リモコンのようなスイッチはあるが、操作するわけではなく、勝手に動いているのだ。想像していなかった形式だったので、正直少々驚いた。 ※ 箕面市のホームページには、「棺運搬車」の写真はないが、 お棺を運搬する台車は電磁誘導方式に依る「無人搬送システム」を採用しており、儀式の流れに従って無人で動き、設定された火葬炉に自動で納棺します。 と書かれてある。 ・箕面市「火葬施設について」 https://www.city.minoh.lg.jp/seien/seien/kasousisetsu.html 葬送のシステムの進展は著しい。 進んだところではこんなことになっているのかと、驚いた。 終わった後も、ご葬家と「全自動でしたね。驚きました」と感想をすこしお話したりもした。 ◎全自動の棺をみたことにことよせて、初七日のお勤めのあとにお話ししたこと さて、その「全自動」のインパクトにことよせて、そのご葬儀の初七日のあと、次のようなお話をさせていただいた。あらためて、私自身が心に思ったことでもある。 火葬場で、棺を運ぶ台車が、全自動だったのですこし驚きました。 葬儀の形や道具はどんどんと変わっていきます。でも、どこかで「人の手をかける」ということも大事なことのように思うのです。 全自動の棺運搬車がありましたが、お葬儀のあと、それから火葬場についてから、ご家族の皆さんで「棺」を持って運んでくださいましたよね。 葬儀屋さんがやってもいいのに、全自動の台車が運んでもいいのに、ご家族のみなさんの手で運ばれた。そこでいろいろなことを感じられたと思うのです。 実際に棺を持ち上げて、その重みを感じること。お花を手向けて、故人のお顔や体に触れられること。そういう「作業」を、他人や機会に任せるのではなくて、自らがされる中で、思い出されること、感じられること、ある...