2019年6月30日日曜日

190620ー21 住職補任式 受式(住職になりました)

2019年6月20日午後~21日。
浄土真宗本願寺派本山 本願寺にて、住職補任研修への参加、ならびに住職補任式を受式してきました。

 住職補任研修および、住職補任式は、本願寺派の住職を拝命する際に受ける式で、門徒の代表者一名(門徒総代さん)と共に参加してまいりました。

 先日登記上の住職の変更も終えましたので、法律の届け的にも、本願寺の届け的にも、西正寺の住職ということになりました。

 少しずつ、少しずつになりますが、西正寺がよりよきお寺になるように、仏法・お念仏が薫る場所として、たくさんの人に大切にしていただける場所となるように努めて参りたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(写真は、
上のものは、授式後に本願寺の御影堂前で門徒総代さんと一緒に記念撮影したものです。下のものは、補任式でいただいた辞令です。宗派へ届け出た日付で登録されるので、上記のような日付になっています)

2019年6月16日日曜日

190616_『地域寺院』に西正寺をとりあげていただきました

大正大学地域構想研究所・BSR推進センター(https://chikouken.jp/project/bsr/)が刊行されている『地域寺院』37号に、西正寺について取材いただいた記事が掲載されました。

 3月31日に開催した大江戸ブギウギの前日・当日に取材頂き、インタビューでお話ししたこと等を記事にしていただいています。お寺がいろいろな人とつながり、関係性をひろげていく状況をとても丁寧に文章にしていただけたように思います。 担当くださったHさん、ありがとうございました。

この『地域寺院』は、地域で活動を展開している寺院、僧侶の特集記事や、寺院活動に関するコラムなどを編集して毎月刊行されている冊子です。大学の刊行物という性格上、販売ではなく会員に頒布するという形をとられています。ただ、年5000円で、毎月この情報が得られるというならば、関心のある人にはかなりお得な印象のする刊行物ではないかと思います。

 詳細は、以下のリンクに。https://chikouken.jp/project/bsr/

 



2019年6月14日金曜日

190613_コミュニティナースから展開する可能性を考える その3

https://www.facebook.com/events/2298200847088138/

コミュニティナースから展開する可能性を考える その3
2019年6月13日(木)19:00~21:00に、上記の会が開催されました。
主催は、地域の保健師でもあるTさんを中心にしたメンバ-。
参加者は主催を含めて17名 その内1/3ほどの方が看護師さん、保健師さん、医療関係や、その近接の分野を目指されている方でした。

Tさんが進行役となり、会が進められました。
自己紹介をしたあと、用意していた動画を鑑賞し、
3グループほどに別れて、コミュニティナースの活動について感じていること、考えていること、そして展開していく可能性を話し合いました。

話し合う中で、それぞれが感じている課題や、展開していきたいと思っていた活動を共有していくような時間になっていたように思います。


これで、講演会も含めると、コミュニティナース関連のイベントとして4回、西正寺で開催されたことになります。お寺を場として、「コミュニティナース」の活動やそれに関心をもつ方達のつながりを醸成し、新しい展開が拡がっていけばいいなぁと思っています。


2019年6月12日水曜日

190611_講義とお祝いの会

2019年6月11日のこと。講義とお祝いの会。

午前 龍大で教理史特殊講義。中国浄土教の始祖といわれる廬山の慧遠について。
午後 相愛大で講義。結集を中心に、経典の成立と仏教教団の分裂(根本分裂~始末分裂)。
夜 京都で学生時代からお世話になっているN先生の博士号取得のお祝いの会。懐かしい顔ぶれ、先輩・同輩・後輩とも再会。


2019年6月11日火曜日

190610_(イベント)お寺の研究をして、まちの見え方が変わったハナシ。ー卒業研究発表会&感謝の会ー

 お寺の研究をして、まちの見え方が変わったハナシ。ー卒業研究発表会&感謝の会ー
https://www.facebook.com/events/2070849413215770/

 2019年6月10日(月)。夜19:00~21:00のスケジュールで上記の会が開催されました。

大阪大学で建築関係の研究をする大学院生Iさん。彼女は昨年西正寺を研究対象とした卒業論文を執筆・提出されました(2019年3月卒)。タイトルにもあるように、西正寺から尼崎地域への関わりが深くなり、彼女の研究方法や関心にも少なからず影響があったとのことです。現在は大学院生として研究を進めていますが、卒論の報告と御礼の会をしたいと、西正寺でこの会を企画してくれました。

 参加者は20数名。半数ほどが初めて西正寺を訪れたという方たちでした。
 前半は、Iさんの卒論発表と、僕とのクロストーク。
 休憩をはさんで後半は、参加者のみなさんがテーマに沿った話しあいのワークという構成でした。
 
 現在の西正寺の状況、とくに人の関わりについて「檀家コミュニティ」と「参加型コミュニティ」という二つのグループからその地域分布、つながりの拡大を詳細に分析してくれた研究報告でした。
 すでに別に発表されたサマリーを拝見していました。そちらを拝見しても、今回直接聞いても、詳細で緻密な分析をしていただけたなぁという印象を持ちました。お寺についてのレポートや評価を目にすることもありますが、正直にいうとあまりピントこないというか、なにか「ズレ」や違和感みたいなものを感じることが多くあります。しかし、このIさんの分析については、なんども足を運び、聞き取り。インタビューを繰り返してくれたおかげか、あまりそういったズレや違和感を感じることはありませんでした。むしろ、外部から観察され、物語られるコミュニティのあり方や、人の関係性の広がりを「見える化」されたような感覚で、ふむふむと聞き入っていました。
 
 クロストークでは、「ひらかれたお寺」と評していただくことの増えてきた西正寺がどのような経緯を経てこのようになったのか、また今後どのようなあり方を目指していくのかを問い尋ねてもらいました。
 西正寺が多くの人に来ていただく転機になった年は2016年。「テラからはじまるこれからのハナシ。」と「カリー寺」という二つのイベントがはじまったことによります。しかし、これが突然におこったのではなく、それ以前に、小さくてもあれこれと試行錯誤や取り組みを行っていたことと無関係ではないと思っています。またそれらも、先々代の住職、先代の住職である、祖父・父の代から積み上げられてきた歴史と無関係ではないとおもっています。そのあたりのことについても、昨夜はお話をすることができました。

 今後についても、「お寺」がお寺らしくなること、「お寺だから」ということでなっとくされるようなお寺が「あたりまえの存在」になるひとが、たくさん増えていけばいいなと考えているとお話ししました。ちょっとズラしたような回答を多くしてしまったかもしれませんが、聞いていただいてるみなさんに何かの問いや、お寺との接点を感じていただく時間になれば、幸いだとおもっています。

 今回のイベントには、初めて西正寺におこしになる「ご住職」が何人かいらっしゃったのも特徴的でした。おそらく、卒業論文といえどもアカデミックな文脈でお寺が語られるというところに関心をもっていただけたのではないかなぁと思っています。
 お寺での実践・活動については、「宗教者」「宗教施設」に関する研究や、身近な研究領域での文脈では意識していましたが、建築やまちづくりというフィールドでの研究関心が向けられたということも、新しい展開ではありました。

 自分自身も、新しい視点からの観察やフィードバックをいただけたという、刺激的な一日になりました。




「宗教的な救い」とはなにか?

・先週は宮崎先生と対談でした  先週の土曜日 4月13日の午後は、相愛大学の企画で、宮崎哲弥先生の講義にゲストスピーカー・対談相手として、登壇させていただく機会を得ました。  以前このブログでもご案内していたこちらです。  【登壇情報】宮崎哲弥先生と対談します。 https://...