2015年2月6日金曜日

種付け料と給料と…。

ステイゴールドの死亡ニュースに接して。
種付け料は、600万円。800万円だったこともあるという。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2015/02/06/kiji/K20150206009758830.html

うん。僕の年収を凌駕している。

とりとめもないことをいくつか考えました。


【というわけで立った問いは】

「僕が一年がんばってする仕事よりも、ステイゴールドの種付け(交尾)の方が、「高価」なことについて」


【問いから考えたこと】

(1)せいぜい僕の仕事など、ステイゴールドの種付け以下。

(2)いやいや、それは、競走馬が誕生し、それらが稼ぐ金額に対する「投資」であって、
「労働」の価値とは、一線を画すべき。

(2-1) 「強い馬」に賞金が掛けられ、大きなお金が動いていくことは、社会的に認められている。
 しかし、「馬」にお金をかけるのと、「ゲームのカード」にお金を掛けるのとは、本質的に違わないのではないか?
 極端な話、子どもが熱中するカードゲームのカードにプレミアが付いて「1000万円」という値付けがされてもいいのかどうか?

(2-2)「馬」はやはり、たくさんお金を持っている富裕層の遊びだ。


(3)僕が生存(生活する)のにかかるお金(年収)と、馬の種付けに係るお金は、「同じ価値」を取引しているものとは思えない。
 → これは以前読んだ、『貨幣の思想史』から、教えられた「貨幣」がもたらす問題点。

まとまらないけれど、アレコレ考えたのでのこしておく。






池内恵『イスラーム国の衝撃』(文春新書)

池内恵『イスラーム国の衝撃』(文春新書)

ふらっと立ち寄った本屋さんで発見。
 昨今の事件を自分なりにも消化したい思いが、ふっとでてきた買った。
 集中して、1泊2日で読了。

 イスラーム国の成り立ちや、特徴、思想、
 それから中東のこれまでの政治情勢がわかりやすくまとめられていた印象。
 
 新聞やニュースを読んで、なんとなくしか触れていなかった言葉に
(まだ漠然としているけれど)意味と、背景を与えられていった感のある読後感。
 ばらばらと放り込まれていた中東情勢が、なんとなくまとまりと流れをもって
自分のなかにつなぎ合わされていったような感覚も。


 「宗教」と「国家」(政治)との関係、
 それから、現実の状況(政治状況・経済状況・生存状況)に対する不満や鬱屈を
回収する機能としての宗教のあり方など、
考えるべきことは多々。

 もうすこし時間をおいて考えてみたいとも・・・。
 




「宗教的な救い」とはなにか?

・先週は宮崎先生と対談でした  先週の土曜日 4月13日の午後は、相愛大学の企画で、宮崎哲弥先生の講義にゲストスピーカー・対談相手として、登壇させていただく機会を得ました。  以前このブログでもご案内していたこちらです。  【登壇情報】宮崎哲弥先生と対談します。 https://...