キョウダンシ
今年度の担当講義の六回目。学生さんの反応はなかなか。教員側としても、この教室の雰囲気がつかめるようになってきた気がする。 もしかすると、学生さんたちのほうが、こちらの雰囲気がわかってきたのか。 あるいは、もっと根源的なところで、7割以上いる1回生の学生さんたちが、大学というものになじんできたからか。ともかく、教室の中で、学生さんと僕(教員)の間に、「まあ、こんな感じで」という場の空気に対する暗黙の合意ができつつある感覚。 もちろん、その微妙な合意は、これまた暗黙のうちに更新され続けられるだろうけれど。 講義では毎回、課題を課して、Eメールで提出するようにさせている。 講義後、課題について質問に来た学生さん。 「パソコンを扱うのが苦手で、課題を送れないのですけれど」と。 毎年何人かいるが、これから先、PCを駆使して勉強していく時代。なんとか身につけてもらわないといけないので、やんわりと、やってみなさいと打診。 大学では1回生からインターネットのアカウントがもらえる。できないわけがないのだ。やってみるか、やってみないかだけ。でも 「無理っす」 となかなか、うんといえない。 その後、しばらく話して、「ま、やってみて」と説得の試み。 その学生の帰り際、「君、名前なんていうん?」と聞いてみた。その学生さんの返事 「無理っす」 学生さんの横にいた友人は失笑。 おかしなやり取りに気がついた学生さんも、ちゃんと名前を教えてくれましたが。 こっちの話すことは、ほとんど無理な要求や課題に聞こえてしまうのだろうか。 それとも、あちらさんが、こちらの声をほとんど、シャットアウトしてしまおうとする心理がでてきたのか。 ともかく、面白い一コマではあった。