今日のお参り。
とあるおうちで。
Aさん:マンガみたいなこと聞いていいですか?魂ってどこからくるんですか?
お盆とかそんな行事に触れて、そんなことを思われたらしい。
そもそも浄土真宗で(本来的に仏教でもだとおもうけれど)「魂」なんてことは言わない。
浄土真宗では、魂を言わない。
でも、私たちが命を終えたあと、阿弥陀如来のはたらきによって、浄土に生まれることができるのだということは語ることができる。
亡くなっていく命を生きていて、浄土とどのように関わっていくのか。
大切な人とも、限りある命を生きている以上、わかれていかなくてはいけない。
自分は今、その死とどのように向き合っているのか。
さきに生きてくださった人の命とどのように向き合っているのか。
今日は、そんなこと話をしたり、聞いたりできた。
Aさん曰く
学校でも教えてくれないじゃないですか。でも、どうなっているのかなって思って。
そう。学校では、生きていく手段や方法を教えてくれるかもしれないが、死にゆく命を抱えて生きているということは、まず教えてくれない。(教えてくれる学校もあるかもしれないが、たぶんそれは特別なことじゃないかな?)
お寺のお坊さんが語るべきことは、やっぱり、お坊さんにしか聞けない話であるべきなんだろう。