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【お知らせ】研究座談会(第2回)「NPOとソーシャルビジネス」の開催

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このたび、以下の様な研究座談会を予定しています。 参加申し込みは、以下のグーグルフォームからお願いします。 チラシデータのQRコードからアクセスいただくことも可能です。 https://forms.gle/Pn2C9NLJRLn12w7EA  講師の能島裕介さんは、現在、チラシ掲載の肩書の他にさまざまなお立場で活躍されています。(Wikipediaにも情報が掲載されています  Wikipedia「能島裕介氏」  。  個人的には、尼崎などでの地域活動や、教育委員を務めていた時には、尼崎市の教育行政(教育委員会)のお仕事でもご一緒させていただいていました。  大学在学中に、阪神大震災を契機にはじめられた子どもの支援活動から、NPO法人の設立したことをはじめ、現在は、さまざまなNPOや社会活動にかかわられています。  とくに、長年様々なソーシャル・ベンチャーを生み出しているソーシャルビジネスコンペの活動「egde」( https://edgeweb.jp/ )にも深く関わっていらっしゃいます。  今回は、そのegdeの活動もふくめて、NPO、ソーシャルビジネスに関することについて、お話/話題提供をいただく予定です。  教室の関係から、参加には必ずお申込みいただくようにお願いいたします。 「NPOとソーシャルビジネス」 【趣旨】  実践真宗学の研究の一環として、現代社会の諸課題について、実情に通じた専門家や当事者をお招きした研究会を開催いたします。今回は、NPOの活動ならびにソーシャルビジネスに詳しい能島裕介氏(尼崎市こども政策監)にお越しいただき、標題のタイトルで、話題提供をいただきます。 関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。 【講師】 能島裕介(のじま ゆうすけ)氏  神戸市生まれ。関西学院大学在学中に阪神・淡路大震災で被災した子ども達の支援活動に従事。大学卒業後、株式会社住友銀行を経て、NPO法人ブレーンヒューマニティーを設立、理事長に就任。大学生ボランティアを主体としながら青少年を対象にした野外活動、国際交流活動、不登校支援活動などを展開。2013年4月、尼崎市参与に就任。2017年12月、NPO法人ブレーンヒューマニティー理事長を退任。2018年4月、尼崎市理事に就任。教育次長を経て現職。

龍谷大学 公開シンポジウムの打ち合わせをしました。

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たくさん、書き残すべきことがあるのですが、記録や振り返りに手が回らずに過ごしています。 別途、各方面からご案内させていただいているのですが、以下の様なシンポジウムを、所属している大学で企画しています。  

銀を読んだ

最近、熊被害で話題ですが、 期せずしてリンクしたことが、 ネットで『銀牙~流れ星銀』を全巻読みました。 西野七瀬さんという方が、『銀牙―流れ星 銀』を全巻持っているという情報に接して、ふっと読み始めてしまったことによります。 子どものころは、わけもわからずに犬が闘うマンガと思っていましたが、大人になって読み返すと、大人にならないとわからない面白さがありました。 そして、しっかり『週刊少年ジャンプ』でした。

アイデンティティとは 日本人とは

 純粋な「日本人」などどこにもいない。本当はもっと多様で具体的で、ごちゃごちゃしたものが入り混じっているはずなのに、勝手に最大公約数を作って「日本人」をイメージしているのかもしれない。そして勝手に作られた最大公約数を有することができなかった日本人は、日本人なのに排除されていく。  そして、その最大公約数というものは、日本人の中から生み出されたものではなくて、日本人ではないものを見つけ出し、それによって勝手に作り出されたものかもしれない。  仮に、日本人と認められた人も、日本人と認められなかった人も、どこにもいない「日本人」という幻想を抱き、それを実現するために、そうなろうとし続けているけれど、決してそのような実態はどこにもない、日本国籍を持った人はいるけれど、「日本人」など、ほんとうはどこにもいないのかもしれない。そんなものかもしれない。   以下の磯前順一氏の文章からそんなことを。  磯前順一『閾の思考―他者・外部性・故郷』(法政大学出版局、2013年)  朝鮮人という他者を措定することで、日本民族の純粋性も初めて浮上し得るものである。しかし、その他者として措定した存在を同化していかなけれならない帝国の使命がある以上、他者との対峙関係のもとで初めて成り立つ自己の純粋性は、異種混淆的な不純なものへと転落していかざるを得ない運命にある。ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァクは、ポストコロニアル状況とはアイデンティティのダブル・バインド状態を絶えず生み出していくものだと看破した。朝鮮人は朝鮮人であることを許されず、日本臣民に同化することを強要されながらも実際に日本人に近づいていくと、日本人であることを拒絶される。あくまでも、植民地に住む日本人、すなわち二級国民に留まる存在であることを強いられていた。  しかし、日本人もまた、朝鮮人や台湾人という他者の存在を設定することで、自分が日本人であることを初めて確認できた。しかし、一方で、内地にはアイヌ人や沖縄人がおり、日本人という境界はつねに不安定なものであった。日本帝国が帝国として拡大し続けようとするかぎり。すべての領域を包摂する日本臣民という同化概念が必要とされ、植民地の人間との境界性は曖昧化されていった。  こうして見るとアイデンティティとは、それが韓国人にしろ日本人にしろ、安定することのない主体の置かれたダブル...

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