2006年6月18日日曜日

講演会

で、今日(もう昨日)は、大谷大学であった講演会に行ってきました。

仏教史学会主催の、学生向けの公開講座。

大阪大学のT教授と、京都大学でコース博士号を取得されたS女史のお話。



��女史の講演からは、仏教研究に対する丁寧かつ真摯な姿勢と、抱いている熱い想いが伝わってきた。内容も、わかりやすいながらも気をつけてみると高度な広範な知識に裏打ちされたもので、興味深かった。

 先日宗学院の特別講義で、K教授が近代仏教学の話をされ、その中でオックスフォードから始まった「近代仏教学」ということについて触れられていたが、今回もそれに関する部分があり、この一週間で二度も関連した話を聞き、あらためて振り返るように促された気がする。



��教授はさすがにその筋の第一人者という内容。

��960年代から1990年代の間に起こった中世という時代に対する劇的な認識の変化。その中の従来考えられてきた時代把握の問題点。

特に興味深かったのは、「鎌倉新仏教」という評価が決して「鎌倉時代」を基準にしてなされたものではないということ。その基準が「江戸時代」にあるという指摘。



でてよかった。とてもいい勉強になりました。



地下鉄で一緒に乗り合わせた、H史料研究所のK先生と、Oさんとご一緒できたこともよかったです。ここでお礼をば。ありがとうございました。

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