2009年4月9日木曜日

噺家さん

 こないだから、ipodで落語を聞いている。レンタル屋さんでまとめて借りた、米朝師匠の特選集。
 なんとはなしに借りて、聞いてみたが、これが結構クセになる。

 先週からずっと移動の間は、ずっと聞いている。
 頭を使わない単純作業の間も聞いている。コピーをとったり、スキャナーを使ったりするとき。

 人前で話をすることが多い仕事柄、自分の話し方と比べて考えることもある。

 落語と法話を比べていろいろと考えることもある。
 自分は落語も古典が好きだが、古典は「何度聞いても面白い」というのが奥が深い。

 「一度聞いたからもういいや」と思うようなものは、一度聞くことの意味さえもないのではないだろうか。
 法話もそうではないかと思う。

 完成度の高い法話は、何度聞いても、新しい感動がある。あるに違いない。
 
 無難なネタをいくつも持つよりも、そういう話を一つできるようになりたいと思う。

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