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青木 将幸(マーキー)さん(青木将幸ファシリテーター事務所代表)と、川中 大輔(シチズンシップ共育企画代表)さんの共同企画。この企画のお話をいただいたときから、開催を楽しみにしていました。
開催時間は、10:00から17:30という長丁場。
講師・参加者含めて全員で13名で、一日を過ごした。
10:00参加者集合。
このテーマに引かれてくるだけあって、それぞれがファシリテーターとしての活動や信仰を持っている方、宗教に関心のある方など、多様。
明確な信仰をもっている、というひとと、そうでなない、むしろ信仰を持っていないという人も交わる。またお寺が会場にも関わらず、クリスチャンが何名もいらっしゃったことも大変興味深い。
(会場入り口の様子)
10:00開催
趣旨説明、諸連絡があって、まずは自己紹介から。
時間はたっぷりあるからと、せかされることなく、それぞれ活動や関心を話される。
その後、一つめのセッション(といっていいのかどうか)
マーキーさんから、11才の娘さんが「おとうさん、宗教ってなに?」という問いがでたら、どう答えますか?という問いかけに対して、それぞれの回答を出し、語り合う。
さまざまな答えがでて、それらがいずれも的を得てうなずかされる。
「宗教」と「信仰・信心」のことばもつニュアンスや受け止めの違い。
また同じ「宗教」ということばであっても、それぞれがもつ印象・受け止めの違い等もあらわになって興味深かった。
お昼休憩1時間。
お昼ご飯は、持参した人、食べに出る人とそれぞれ別れる。
上坂部で40年はしている喫茶店「真利亜(マリア)」を紹介すると、
クリスチャンの方がたくさんいらっしゃる場で、笑いが起こる。
(お店に聞くと、お母さんがクリスチャンだったことと、近くのクリーニング屋さんだったかの名前が気に入って、ということがあったらしい)
午後最初のセッションは、
マーキーさんによる、山伏修行に関する体験から。
マーキーさんが持ってきた「ホラ貝」をみんなで回し吹く。フルートを経験していた参加者の方が、うまい。やはり、コツがあるらしい。
(写真・まるちゃん撮影)
山伏修行では、何をいわれても質問禁止。「うけたもう」と引き受けて、反論してはいけないらしい。すべてを受け容れていくという。
参加者からは、キリスト教の礼拝の形式、
ファシリテーターのあり方など話が展開する。
頼れる・頼られるファシリテーターではなく、つたなさや、足りない部分があっても、いやだからこそ、「安心」を周りに伝えられるということもあるのではないかという問いかけから展開した話が興味深かった。
キリスト教では「ときあかし」。われわれ浄土真宗では「おとりつぎ」。
説教をどう呼んでいるのか、というのもおもしろい。
共通点や、根っこにある考え方で通じるものを感じる。
休憩
午後二つめのセッションは、浄土真宗の礼拝(体験)から。
本堂に移動して、十二礼のお勤めと、すこし話題提供を中平から。
その後また、会場を座敷に移して、話し合い。
マーキーさんから、「一つお説教をして下さい」という、
芸人さんに「なにかおもしろいことしてよ」的なフリから、一つだけお話をご紹介。
その後、ファシリテーターと宗教者のあり方についてについても話が展開。
プロのファシリテーターを準備するかどうかは、
自分たちでもできる仏事に、僧侶を呼ぶかどうか、というスタイルに通じるものがあるようなハナシに。
その後、3人グループを作って、対話の時間。
それぞれのグループで話し合った後、
また輪になってふり返り。
片付けして、終了。有志で、懇親会に。
会場は、上坂部の「ふる里」。これだけ食べて、この値段!? 美味しかったとみなさん喜んでいただける。また、懇親会での話しも、ワークショップのエクストラタイムのような時間で、とても楽しく刺激があった。
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