2018年8月9日木曜日

カリー寺 2018年 (開催御礼)

2018年7月29日、西正寺で第3回目のカリー寺を開催しました。



当日は、異例の進路を辿った台風12号の影響が心配され、朝まで開催可否の判断ができなける状況の中でした。おかげさまで夜半に台風は過ぎ去り、朝には晴れ間がのぞく天候となり、予定通りの時刻に開催することができました。

 当日は、約600名の方にお越しいただきました。
 カレーは盛況で、14時頃には完売しました。売り切れで食べていただけなかった方には、もうしわけありません。また、行き届かないところもあったかとおもいます。しかし、みなさんのご配慮や助け合いをいただき、大きな事故などなく無事に楽しい一日をすごさせていただけました。ありがとうございました。

 例年に引き続き、境内ではカレーを楽しみながら、本堂でのトーク、パフォーマンスで異文化・文化に触れる機会を持ちました。また、今年は、第二会場を設けたことに加えて、地域の商店・施設との協働してイベントを実施しました。カリー寺をきっかけに、地域に足を運んで、魅力に触れていただけるきっかけになったのではないかとも思います。
 
 今年のカリー寺は、これまで2回の開催を踏まえて、いくつか大きな展開がありました。

1)地域への展開。
 ・地域のお店、施設とのコラボイベントの展開
 ・第2会場の設置。
 ・地域へののぼりの設置

2)カリー寺の企画、準備態勢
 ・ボランティアの募集と、4月から打ち合わせを数回行い、スタッフ独自の企画や、準備を例年以上に行いました。

3)全国各地への展開
 ・カリー寺のネットワークと、各地の寺院による「カリー寺」の開催。

 カリー寺は特別な雰囲気を西正寺にもたらしてくれます。
 さまざまな人の手を借りイベントが成り立つことはもちろん、門をくぐってくださった方同士が不思議な連帯感や、思いやりをもってイベントに関わって下さっている感じがします。
 カリー寺は、「友だちの家のカレーパーティに来たような雰囲気で楽しんでください。」と言っています。

 友人の家のパーティなので、参加者も純粋な「お客さん」ではなく、一緒にその場を作る役割を担う一人としての関わりがそこにあるように思います。
 スタッフは開催までの準備をし、さまざまな責任を負ってそこにいますが、同時に一参加者として、楽しむこと、楽しみを見いだすこともこの「パーティ」の魅力になっていると感じています。
 そういったそれぞれが責任をもちながら、その立場が固定のものではなくあいまいに解け合って、支え合い、つながりあい、一緒に物事や、場や、空気や、関係性さえも作られるような時間が、あの一日にはおこっていたように思います。

 ひとまず、無事に開催させていただけたことに感謝しています。ご参加いただいたみなさん、関わって下さったみなさん、ありがとうございました。

 このつながりがまた次のなにかにつながっていくような予感もしています。これからの展開、関わりにもまた関心をむけていただけたら幸いです。

また、当日の様子や状況について、すこしずつアップしていけたらとおもっています。
よろしくおねがいします。









0 件のコメント:

コメントを投稿

「宗教」・「カルト」を扱う講義をするので

今日の龍谷大学文学部で担当している「伝道学特殊講義」(学部3・4回生対象)は、講義で指定しているテキスト 『基礎ゼミ宗教学(第2版)』 。今回は、第9章の「カルト問題」にどう向き合うか?―カルト、偽装勧誘、マインド・コントロール」を扱う予定。  数年前に大阪大学が、大学としてのカ...