2021年4月4日日曜日

新年度にいただいた立場について

2021年度になりました。年度が改まってからバタバタとすごしていました。西正寺の住職である、ということはまったく変わりませんが、今年度から新しい立場/お仕事をいただきました。

 4月1日、尼崎市教育委員を拝命することになり、辞令を受け取ってまいりました。 

 お話をいただいて、自分に立場に見合う能力があるのか、責任を果たせるのかどうか、ということが一番の心配でした。お声がけくださった市長のお話や、教育委員の先輩のお話を伺い相談をさせていただき、拝命することを決めました。
 微力ではありますが、できるうる限り、尼崎の教育行政について力を尽くしてまいりたいと思います。これまでの自分の経験や、(教育委員会の所掌とはすこし違いますが)大学教育、あるいは文化財調査に関わった経験等も、何らかの形で還元することができればとも思っています。

 自分のことを振り返ってみると、特にここ数年で尼崎でさまざまに活動する方たちと知り合い、つながりを持つことができました。教育現場や、子ども・若者に関わる活動をされている方たちも少なくありません。そういった声・話をより一層聞かせていただかないといけないと思っています。(お心のあたりのあるみなさま、ぜひぜひよろしくお願いします。)

 ご存知の通り、本市の教育行政には、さまざまな、そして大きな課題があります。これまでは一市民として見ていたことを、その真ん中で責任を引き受けて関わらせていただくことに、身が引き締まる思いです。 

 もしかすると、「おかしいんじゃないか?」と思われること、多くのみなさんと見解や考えが相違することも起こるかもしれません。いろんな意見があるなかで、決断や判断をする一票を投じることをしなければいけないこともあるのだろうと思います。難しさを抱えるかもしれませんが、できうる限り丁寧に努めていきたいと思っています。

 

 また、自分自身が判断し、何かをなすということももちろん必要ですが、みなさんの声を届けるということも与えられた仕事であると思っています。上に書いたことと重複しますが、すでにご縁をもっていただいているみなさんには、ぜひぜひご協力・ご助力をいただき、いろいろと教えていただきながら、与えられた責務を果たしていきたいと思っているところです。 どうぞよろしくお願いいたします。




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