6月28日(月)、15:30より尼崎市教育委員会定例会が開催され、教育委員として出席してきました。
定例会の議題等は、
・予算に関すること
・社会教育委員の人事に関すること
・図書館の規定/条例に関すること
・あまっ子ステップアップ調査の結果についての報告
についての協議と、教育委員会の活動・今後の予定の報告等でした。
これらはまた正式な報告書が作成され、公開可能なものは市のHPで公開されます。
予算、人事については非公開の協議となりましたが、それらも含めて15:30~17:00ごろまで、丁寧に審議・議論が行われました。教育委員からの質問に対しても、担当職員のみなさんから真摯な回答をいただいたと感じています。
公式な委員会(定例会)終了後、非公式な場で、諸事の報告・相談、文書等についての協議を行いました。
大きなものとしては、尼崎市教育委員会が数年来取り組んできている「体罰等防止ガイドライン」に関するディスカッションがありました。
市で公開されている情報としては以下のものになります。
◎ 体罰根絶に向けた有識者会議について
(こちらで、体罰根絶に関する協議や議論が重ねられてきました。)
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/manabu/school/1017027/1017205/1017887.html
⇒ 議事録やまとめを読みましたが、参考になりました。
◎ 体罰防止ガイドラインについて
(令和三年三月二十二日開催の総合教育会議別添資料)
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/975/0322betten1.pdf
このガイドラインに関する議論等も行われました。
(会議では、より完成に近い形で提示されています)
体罰に関しては、先年尼崎の市立高校で発生し、報道などでも大きく取り上げられ関心の大きなものです。決して起こってはならないものであり、今後抑止・防止していかなければいけないことはいうまでもありません。
とはいえ、教育委員会と学校だけでこれらの取り組みが出来上がるものでもないと思っています。ちょうど先日、西正寺で開催した「教育に関する雑談をする会」でも、参加者のみなさんの声があがったように、学校での教育とは、教育委員会、教員だけが担うものではなく、保護者(PTA)も、そして生徒も自らのものとして主体的に立ち上がり、また地域・地域の人も主体となって、―つまり、学校、教育委員会、教員、児童・生徒、地域―いずれもがみな「主役」として立ち上がってくるような風景の中で達成されてくるのではないかと思います。
体罰事案をきっかけに取り組まれ、始まったものですが、多くの人が注目してくださる「問題」を契機に、この尼崎市における、教育そのものの枠組みや、関わり方の全体像をよりよく変えていくきっかけになればとも思います。
ガイドラインはこれで完成にいたるものではなく、今後も見直し、改訂は重ねられていくものとも言われていました。多くの皆さんにも注目いただきたいと思います。
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