2024年7月2日火曜日

2024/7/2(火) 北見市と尼崎市

 昨日の午後から、明日・7月3日まで、北海道の北見市に来ている。
 大学時代の友人M脇さんに、「組(そ)の仏婦大会の講師として、西正寺の取り組みを紹介してほしい」というご依頼をいただいてのこと。

 Mさんにこちらの都合のいい日程に合わせていただいたり、もろもろの調整をしていただいたおかげでこちらに来ることができた。

 20代後半~30代前半に、「北海道印度哲学仏教学会」という学会で勉強させていただくのに、何度か札幌近郊に来た事はあった。それ以来の北海道。また、北見市に来るのは初めてで、個人史上・日本最北端を更新する旅でもあった。(登場した飛行機が、その頃よく登場していたのと同じ便名だったのも、当時を思い出させた)

 さて、お寺の取り組みをと言われても、西正寺は尼崎という「都市部」にあるお寺で、かつ住宅街でもあり、古くからの集落でもある。そういう特性が、どこの地域にも当てはまるとは思っていない。北海道という地域・環境のお寺には、もしかするとうちの事例はフィットしない、関心を持ってもらえるとは限らないのではないか? とも思った。

 ひとまず、地域の状況を知ろうと、スライドで、北見市と尼崎市を比較する数値を出して見たが…。

 現状はどうも、以下の通りらしい。

 人口は尼崎の方が 約4倍多く、面積は北見市が約30倍ほど大きく、人口密度は、尼崎の方が約116倍多いという。

 あらためて、こんなにも環境が違うのだなぁと、口をあんぐりとあけているような状況でもある。


 一方で、こんなこともあった。昨夜は北見市の市街地、駅前のホテルに宿をとっていただいていていて、夜に一人でふらっと近くのお寿司屋さんに入った。そこで、そちらの大将さんと、スポーツ談義やらで盛り上がった後、お寺や葬儀の話を聞かせてもらったのだけれど、課題感(お寺との付き合いの変化、葬儀や法事にまつわる親戚づきあいや、友人・知人の(いわゆる)義理のはたしかた)みたいなことについては、比較的共通するものがあるのだなぁという感想も持たせてもらった。
 
 ひとまず、今回は参加者の皆さんの感覚が、つかみかねているところもあるので、皆さんの感覚や課題感をうかがうところから始めてみたいとおもっている。


0 件のコメント:

コメントを投稿

「宗教」・「カルト」を扱う講義をするので

今日の龍谷大学文学部で担当している「伝道学特殊講義」(学部3・4回生対象)は、講義で指定しているテキスト 『基礎ゼミ宗教学(第2版)』 。今回は、第9章の「カルト問題」にどう向き合うか?―カルト、偽装勧誘、マインド・コントロール」を扱う予定。  数年前に大阪大学が、大学としてのカ...