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2月, 2025の投稿を表示しています

いい葬儀とは… 直葬的なご相談から…

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あかちゃんにあった のと同じ日。 1件のご葬儀をお勤めしていました。 先日、友人のお母さんから「友人のご主人がなくなって相談したい」と連絡があり、そこからお寺にお連れいただいたのが喪主さんである奥さん。 一緒にお越しになった息子さんと奥さんとご相談しました。 当初のご相談は「火葬場でお勤めをしてほしい」というもの。 もう、お葬式もしないで簡素に送りたいと思っていたけれど、「それではやはり…」とおもって、せめて火葬の前にお勤めをというようなことで、ご相談にお越しになったということでした。 お話をしていくうちに、それならと「今ご遺体がある安置所を出られる前にもお勤めに行きますよ。」(いわゆる出棺勤行)とご提案すると、喜んでいただけて、出棺前と、火葬場で短いお勤めをさせていただくということに。  (余録:ご相談のなかで、「法名」のことや、葬儀に関する事柄のいわれ/本来の意味などをお話しすると、「そういうことだったんですか。なるほど…」等と、とても理解いただけたような印象。なんとなく形でなぞっているだけでは、こういう納得はなかなかできないので、本当は落ち着いて、こうやってお話しする機会が大事なんだろうなぁと気づかせてもらえるような機会でもありました) その後、ご家族や葬儀社とやり取りをするなかでご家族のご希望は、「霊安室でご葬儀的なお勤めをする」ということがわかってきて、限られた時間の中でご家族、親戚がお集まりになる中で、ご葬儀的なお勤めをすることになりました。 このご葬儀が西正寺としては初めてのご縁。またお勤めの時間的にも普段の葬儀の半分くらい。また葬儀社さんがしつらえてくださったとはいえ霊安室でのお勤めで、決して「美しい」「莊嚴な」雰囲気のあるホールではないというような状況でした。しかしご相談かさねて、どんな思いでご葬儀に臨まれているか、ご家族のお人柄等知られたこともたくさんあったからか、ご家族のみなさんの儀式のお心持ちを感じながら、また出棺前のお勤めの後にご法話もしっかりと心を傾けてきいていただけるような形でできたような感覚がありました。  斎場でお勤めのあと、大変ありがたい感謝のお言葉をいただき、車で斎場を出発するまで、ご家族のみなさんからお見送りまでいただいてしまいました。汗 チャットGPTで、直葬のイメージを生成してみたもの。 何度か修正やコメントを入れてみると...

赤ちゃん生まれた

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祥月命日のお参り。 先年結婚された息子さんご夫婦に赤ちゃんが生まれてらっしゃって、一緒にお参り。 お勤めの間にすやすや。 「抱っこしてください」と言ってもらえて、喜んで抱っこして、写真を撮ってもらいました。 この赤ちゃんのお父さんは、最初の頃の「はなまつり」に、小学校時代に来てくれていた男の子。大きくなって、結婚されて、お子さんが生まれるまでに。 時間の流れを改めて感じずにはいられません。 また、世代を超えて、こうやってつながっていけるというのも、寺の住職をしていてとてもうれしいことの一つ。 それが難しくなってきた昨今。「点」ではなく「線」としてあるつながりの形をつづけていくにはどうしたらいいのかなぁという課題もあるなぁと書きながら思いいたる。

字を書いたり、片づけをしたり、お参りをしたり、ちゃんとした写真を撮ったり。

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昨日のわたし。 ・朝のお勤めから、 ・習字の練習。(3級の手習い) ・あまさきくんに協力してもらって、解体する納屋からガラクタやらなにやらの運び出し作業(40分ほど) ・中陰のおまいり、ご法事のお参り、ご法事のお参り。(終了は14:30頃) とほぼ半日をすごして、お寺に戻ると、スタッフのあまさきくんが、23日に実施する写真会のプレ(予行演習)を、友人のF家ファミリーに協力していただいて本堂で実施中。 僕もちょうど必要だった、証明写真的なものを撮影してもらう。 (上半身だけなので、下は適当という内幕。笑) この写真撮影の本番は、2月23日(日)。 http://saishoji.net/archives/1953 「お寺で撮る、「ちゃんとした」写真」というもの。 あまさきくんが企画した、写真を切り口に、ICTに親しんでもらおうという意図で、 今回は、AI補正を参加者にもしてもらう試みらしい。 はずかしいので、出さないけれど、出来上がりの写真は、近所のインスタントとは比べ物にならない。プロにとってもらったといってもいいくらいの出来栄え(ではないかと個人的に思っている。※あくまでも個人の主観です) まだ空きはあるようなので、ご近所で関心のある方はぜひ。 遺影にも、証明写真にも、宣材にも、とてもちょうどいい写真がもらえるはずです。 そんな中、子どもたちは、本堂の堂内、境内のあちこちで遊んで楽しそう。 折からの寒さで、夕刻まで氷が残っているものもあって、ものめずらしそうに氷で遊んでもいた。(「寒いのによく触れるなぁ」と思ってしまっている。子ども心をうしなってしまった、アラフィフのおじさんになってしまったからだろう…) 小学生のころは、冬は毎日のように、氷が張っていて、それで遊んでいたように記憶している。最近は氷が張る日も少なくなった。温暖化の影響か。 西正寺の行事・イベントは、公式ラインで発信しています。関心をもっていただけましたらぜひぜひご登録ください。 西正寺のラインはこちらから https://lin.ee/2DAZCtq

教育委員会(臨時会)に出席 人権や教育について考える機会

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※途中まで書いていたのですが、書ききれずに止まっていたものを書き改めてアップします。 先週の月曜日、2月3日は、午後から教育委員会の会議(臨時会)に出席しました。 会議をしたよ、ということ 教育委員会の会議自体は公開で行われるが、非公開の議案も多くその場合は、傍聴者に退出していただいて会議を行います。(そもそも傍聴者がいないことも多く、今回もその例。複数人いるということも珍しいケースでもあるが) 会議は長時間に及ぶことも多く、今回も15:30開始、非公開と平場の協議も含めてすべての日程を終えて会議室を出たのは20:00頃。 会議の内容は ・市議会に出す補正予算関連の議案 ・人事異動に関する定数の変更に関する議案 ・国の人事院勧告にあわせて給与制度の見直しをする議案 等でした。 議案は非公開のものもあるので、具体には触れませんが、委員からは種々の方面から質問し、答弁をもらいました。私個人は4年目(一期目)なので知らないことも多く、いただいた答弁の1つ1つが勉強になりました。(ほかにどこで使えるのかわかりませんが)  今回は、国の年度内予算の補正(市に対する補助が発生するタイミング)と、市の翌年度予算のタイミング(ちょうどこの時期)の兼ね合いから、今年度予算で組んでいたものが前年度の予算で計上されているという二重計上(ある意味でテクニカルといえる予算の処置と思いました)という複雑なスキームがあることが理解できました。  ※ 本当にどこでこの理解が使えるのかを考えると…ですが。笑 会議の中、委員や事務局のみなさんと話す中で起こった、「人権」に関するディスカッションが個人的には大切なことではないかと思っているので備忘のためも含めて、こちらに書き出そうと思います。(ディスカッションといいながら、書き記すのは自論になりました) 「人権」(差別)の問題はどこからおこるのか  会議の中で「人権」について関わる話題がありました。  具体に立ち入ることは、非公開の審議に関わる差しさわりがあろうかと思われますので、問題と思ったことに焦点を当てて紹介したいと思います。  しばしば、人権にまつわる取り組みが、「心」の問題だけに焦点を当てて語られてしまことがあります。たとえば「思いやり」とか「やさしさ」とか。  しかし、人権はそういったあいまいな「やさしさ」とか「おもいやり」などで守ることがで...

新聞掲載情報 文化時報 2025年1月14日号 テラハについて

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昨年12月14日に、西正寺で テラからはじまるこれからのハナシとして開催した、「異教の隣人」ってなに?~国際理解には宗教がほぼ半分 外国ルーツの隣人を知るために」について、文化時報1月14日号で記事にしていただきました。 西正寺として許諾をいただいてホームページに掲載しました。 ぜひリンク先からご覧ください。  http://saishoji.net/archives/1997 このイベントの当日は、多文化共生の課題や、日本に移住してきた外国の人たち(ニューカマー)が、自分たちの文化でもある宗教をどのように大切にしているのか、大きな施設あるいは、アパートや工場といった施設を転用してまで、守ろうとしている宗教的生活について触れる貴重な機会でした。 参加者のみなさんも、初めて触れるテーマ、初めて聞く話だとおっしゃりつつ、来てよかったというお声をたくさんいただけた機会でもありました。

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