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繁昌する、ということ。

 浄土真宗を日本有数の仏教教団にした、本願寺第八代蓮如上人の言葉として、次のようなものが伝わっています。    一、一宗の繁昌と申すは、人のおほくあつまり、威のおほきなることにてはなく候ふ。一人なりとも、人の信をとるが、一宗の繁昌に候ふ。しかれば「専修正行の繁昌は遺弟の念力より成ず」(報恩講私記)とあそばされおかれ候ふ。 『蓮如上人御一代記聞書 』 (※ 大まかな意訳:仏教の繁昌というのは、人がたくさんあつまったり、勢いが大きく盛んになることではありません。一人であっても、信心を獲た人がいることが、繁昌というものなのです。そうであるから「浄土真宗の教え、専修念仏の教えが繁昌するということは、親鸞聖人が亡くなられた後の門弟たちの信心の力によって成就するものである」と(本願寺第三代の覚如上人の『報恩講私記』には)述べられているのです。)     仏教/お寺とはなにか、なにをすべきかということに、しばしば思い返し、考えさせられることばです。 たくさんの人に知られる、たくさんの人がやってくる、ということは、決してお寺の本来的/本質的な意味ではないのだと知らされる言葉です。  それらは、お寺のあるいは僧侶である私の行っていることの意味を測る軸にはなりえない(してはいけない)のだというのです。  では、「一人なりとも、人の信をとる」ということは、どういうことか。これもまた具体的に理解していくことが難しいことです。このことさえも、つかんだと思ったところに落とし穴や、過ちが潜んでいるようなことでもあるかもしれません。  仏教徒として、お寺とはどうあるべきか、僧侶のなすべきことはなにか。  簡単に答えが得られないし、また「見えやすいもの」「わかりやすいもの」に対してそれではないよ、という警句がちゃんと示されています。  また、そういった言葉を通して、常に問わざるを得ないし、なにかに安住することもできない。常に、自分がつかもうとするものを相対化させられる中でしか、なすべきことはみえないのではないだろうか?とも思ったりしています。

オンライン講義 「ふたりの僧侶と読み解く「正信偈」 ~やさしく学ぶ浄土真宗~」

表題の講義を10月からオンラインで担当することになりました。  https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1214087.html  講義の詳細は上のリンクをご覧ください。  NHK文化センターさんから、オンライン講義の企画を相談され、親しくしている赤井先生を巻き込んで、講師2人で「正信偈」の講座を担当するという形で実施させてもらうことになりました。  先日、9月11日に、10月からの本番にさきがけて、単発のプレ講義を実施しました。  オンラインならではというか、東京や九州といった全国各地から10数名の受講があり、ほとんどが面識のない初めての方でした。物理的な距離を超えてかかわれるオンラインならではの長所を感じました。  講師2人で実施したのは、リアルな講義でも、一人が一方的に話す形式よりも、対話やフィードバックを織り込みながら話をしていた方が、聞く人の聞きやすさや理解しやすさがあること、また内容も深めていきやすいのではないか?と思ったからでした。  実際にやってみると、2人でやり取りしながら進める面白さや、深まりが感じられて、この形式に可能性を感じました。  それぞれが話す分量のバランスや、いくつかの改善点もありますが、新しいチャレンジでもあり、大変楽しい時間でした。  10月からは、本格的な連続講義となります。  講師2人も、当日までに打合せを重ねて準備をしていきます。  ・浄土真宗の教えの基本的なことを知りたい。  ・「正信偈」に書かれていることは?  ・親鸞聖人が好きだ  ・なんとなく勉強してみたい  興味をもっていただけたら幸いです。(有償なのが恐縮でもありますが)

普通を語ろう ver.7.01

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2020年7月1日(水)。 きわめて普通の会社員まるちゃんと、きわめて普通の住職の中平がいいだしっぺになって開催している「普通を語ろう」7回目を開催しました。 当初6月29日に予定していたのが、都合が生じて日程変更となり、 ver.7.00が更新されたので、ver.7.01としたら、「日付」ともリンクするいい感じになることも普通にあることでした。 オンラインミーティングのツール「zoomミーティング」を利用して開催しました。 主催2名を含めて、参加者は合計6名。 6人で、あれこれ「普通」について語りました。 (画像は、いつののように、まるちゃんが書いてくれた素敵なファシグラです) ●運営のこと  ばたばたとする中で前日を迎えて、「あ、どうするか考えなきゃ」と想い、「どんな話にしようかな? テーマは立てようかな」ととおもったものの、すぐにそれにブレーキをかける。「普通を語ろう」は、それぞれがもちよった普通の化学反応がおもしろい時間。「こちらで計画・プログラム」することで、「みなさんが話したい/聞きたい」ことではなくて、こちらが進めたい方向に進んでしまうことを避けたいなとおもった。  粗々のタイムスケジュールを作ってはみたものの、出たところで、考えていけたらというスタイル。  実際に、本番が来た時に、「どうやったらうまく回るか?(うまく進めたい)」という欲求は、いかんともしがたく、まんべんなく全員が満足してもらえたかどうかは、心もとないいけれども、それでもじっくりと、頭を使って、濃厚な「普通」を考える時間を持たせてもらうことができた。 ●話し合った普通のこと  でた話をいくつか思い出している。  ・休業明けで会社ではたらいていると急速に「以前の普通」に戻っていくが、そこに対する「違和感」や「抵抗」があるということ。  ・普通や多数派から距離を感じていたが、「コロナ」でみんな「普通」の外側に行かないといけない状態になった。なかなか自覚しえない、できない「普通」や「常識」が相対化できた、みんなが自分に近い感覚をもってくれたのではないか?  そのほか、普通の寄付の額とか、「コロナ」前後で変わろうとしている「普通」とそれにどう処していくか、そこで巻きおこっている「不安」とか「焦り」とか、気づきのようなものを交換したり、共有したりするような時間だった。  今回は、前回に続いてオン...

43歳になります(Birthday Donationのお願い)

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7月11日は私の誕生日でした(そういえば…と、思い出さないと忘れる)。 43歳になります。 お誕生日のプレゼントとして欲しいものというのも特に思いつかず、 特別にこれが食べたい!という欲求もなく、 おかげさまで、そこそこ満足しながら日常を過ごしています。 ただ、40を過ぎた僧侶として、これからお坊さんはどうあるのかな?とか、 お坊さんは社会の中でどうあるべきなのか?ということを考えるなかで、 寄付にまつわる「お金集め」ということを改めて考える時間が長くなっています。 「お布施(寄付)」で暮らしを支えさせていただいていて、またお寺も「お布施(寄付)」で運営させていただいています。そんな中で、お坊さんが行ってきた「勧進」等の「ファンドレイザー」的な役割の意味とかありかたということを改めて考えています。   先日には、尼崎市杭瀬中市場火災における復興/復旧の募金をお願いし、大変たくさんのご協力をいただきました。  〈先般の募金のお願いについてはこちら↓〉 ( http://ryogo1977.blogspot.com/2020/07/74781700.html )  それから間もないタイミングではありますが、先日募金をお渡しした時感じたことは、まだまだ、復興には時間も、労力も、お金も必要ということ。そして、杭瀬ACをはじめ、明るく地域のことを常に考えて、あたたかいつながりを作ってくださっているみなさんのために、もっと応援をさせてもらいたい、ということでした。  〈杭瀬中市場の火事についての報道〉 ・サンテレビ  https://news.yahoo.co.jp/articles/de2dd2cbea439a44683ae16e9246bcb152619878 ・神戸新聞 https://news.yahoo.co.jp/articles/e68529d51d206a6a9fa319051b8d6384ce4c6fd4 〈杭瀬チャンネル youtube〉※こちらはぜひ見てほしいです。   https://www.youtube.com/channel/UCXXpTlUx4G2bqipWooet_Ow  折しも、同時期に起こった豪雨災害で、日本各地に甚大な被害が出ています。そちらへの救援や支援で奔走されている方、募金などを考えられている方もたくさんいらっしゃるだろうと思います...

お誕生日のお願いの予告

【予告です】 ◆バースデードネーションをお願いしたいのです。 ◆杭瀬なのです。 ◆まるかぶりするネタが連日 投稿される見込みです。  昨日までの杭瀬中市場の火災復興の募金、ご協力くださったみなさん、本当にありがとうございました ( https://ryogo1977.blogspot.com/2020/07/74781700.html )。  ふと気が付いたら、私、明後日(7月11日)が誕生日だったのです。43歳になります。なので、続けてのお願いになるのですが、バースデードネーションのお願いをしたいと思っています。    「お坊さんとしてできることってなんだろう?」と考えているなかで、お寺の運営・維持だけではなく、地域や福祉や、災害の支援とかの募金集めの延長で、もっと寄付集めやファンドレイザー的な活動もありえるのではないか?ということも考えていました。(※ 下記にちょっと書きました。)  杭瀬の募金集めのときから、ツイッターのアカウントにも「勧進する僧」という肩書も追加してみたりしました。  普通に考えたら、募金のお願いばかりするというのも、自分でもおかしいかもしれない、という問いももちながら(もちろん自分でも募金に入れていますが)それでも「寄付を集めるのに頭を下げつづけるお坊さん」(勧進する・ファンドレイズする)という僧侶のあり方、その可能性の模索をやってみたいという思いがあります。  というわけで、誕生日の前後にまた、杭瀬中市場の火災からの復興・復旧を応援する募金を呼びかけたいと思っています。  ところが、朝、ぼんやりとそんなことをおもいながら、「7/11がお誕生日なのですが、バースデードネーションとかいいはじめてまた、杭瀬の募金募ったらおかしいかな?(勧進する僧のひとりごと)」とつぶやいたら、若くて人気のお坊さんが、 「今日(7月9日)が誕生日なので、まるぱくりして、バースデードネーションやりますー」(意訳)と、かわいく言われてしまったので、尼崎では、連日お坊さんがバースデードネーションで、 「杭瀬・杭瀬」いいまくる数日になりそうです。  関係各位には、ちょっとアレにおもわれかもしれませんが自分自身がどこまでできるのか、なにができるのかと手探りのなかでさせていただいております。恐れ入りますが、なにとぞご理解くださいという、言い訳と予告の投稿でした。 (※)あれ...

【終了】 杭瀬中市場火災・復旧/復興支援 勧進(募金) (7月4日~7月8日(水)17:00まで)

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ご報告 7月8日に17時までに、 総額  153,202 円 の募金を お送りいただきました。 ありがとうございます。 (※追記:追加のご支援(10000円)をいただいて、  最終的に、163,202円 を 7月8日(水)に行われた杭瀬アクションクラブの会合においてお渡しいたしました) 【要旨】 2020年7月3日夜、尼崎市にある杭瀬中市場で火災がありました。 (神戸新聞の記事) https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202007/0013480038.shtml  差し出がましいかもしれませんが、個人として、杭瀬市場の復興を応援するために「勧進」(募金の呼びかけ)をしております。7月8日(水)17:00(※)まで呼びかけをさせていただいて、集まった全額を杭瀬アクションクラブ(杭瀬AC)を通じて、杭瀬中市場の復興に寄付・ご協力します。 (※)7月8日夕刻に、杭瀬ACの会合に参加するため、この期限を設定しています。 火災からの経緯~杭瀬チャンネル(youtube)  ◆杭瀬チャンネル 火事からの経過と杭瀬からのお知らせ (杭瀬チャンネル 石原さんの報告 7月4日朝)   https://youtu.be/LZybiP7AKkU (杭瀬チャンネル 石原さんの報告 7月4日夕刻)   https://youtu.be/Sa2ZyVqq2fk (杭瀬チャンネル 石原さん/オンライン公民館 チャリティランナー 7月5日)   https://youtu.be/a5dzt07_Fak (杭瀬チャンネル 石原さん/3日目の様子とクラウドファンディング予告)   https://youtu.be/KpsrhHezXTI 【方法】7月8日17時をもって   受付を終了しました。ありがとうございます。  以下のいずれかの方法でお願いします。難しい場合は、「その他」に記載のメールでお問合せをお願いします。 ◎ paypay ◎ アマゾンギフト券で送る。(同額のお金を募金に回します) ◎その他  n.ryogo(a)gmail.com にお問合せください。   ※ メールアドレスの(a)を@に変えてお送りください。 【シェア・リツイートで応援】  7月7日午前9時までに、以下の投稿をリツイート・シェアいただいた数に応じて募金を上乗せするという試み...

『仏説無量寿経』(11)五劫思惟「時間とともにある想い」

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6月12日の夕刻のお勤めです。 6月から『無量寿経』を繰り読みをし、そのあと解説とお話をさせていただいています。 今回が11回目です。 これまでのものは、youtubeにありますので、クリックしてご覧ください。

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