先日、とあるお参り先の、書道の先生のおうちで聞いた話。
4月の花まつりに、ここ何年か来てくれている小学校低学年の男の子が、作文に「お坊さんになりたい」と書いたそうです。間違いなく花祭りの影響。
その男の子は、その先生の教室に通っている子で、その子の家とお寺には直接関係があったわけではないのです。新しく関係ができ、しかもその男の子が、お坊さんになりたいというまでに興味を持ってくれた。これほどうれしいことはなかなかありません。新しいご縁ができていたということは、僧侶のつとめが果たせていた実感として、とてもうれしいことです。
また、自分の求める生き方としてのよろこびもあります。
どうせ生きるなら、「いくら恵まれていてもあんなふうにはなりたくない」と思われるよりも、「あんなふうになりたい」と思われるように生きたいと思います。
とるべき道に迷ったときも、それが一つの道しるべになるように思います。
なにが琴線に触れたのかはわかりませんが、「お坊さんになりたい」という言葉は、発した本人よりも、聞いたお坊さんの方をうれしくさせる言葉であったことは、まちがいありませんでした。
2009年7月14日火曜日
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すごい!!
返信削除嬉しい言葉に出会ったね。
これはかなり嬉しいことですよね。
私が高校生の時に、同じ言葉を言ったとき、雅楽を教えてくれていた先生方(お坊さん)が、すごく喜んでくれたことを思い出しました。
実際、お得度を済ませてお坊さんになりましたが、今でも気にかけて下さって、ご指導いただいています。
りょうごくんも、このお子さんと交流が持てたら良いですね。
ども。下にもコメントありがとう。
返信削除毎年、花まつりの時だけ、お寺に来てくれるお子様なのです。
お坊さんの何がよいのか・・・。
もしかしたら、「庭のあるお寺に住んでいるから」なんて理由ではないかと思ったりしたのですが・・・。まあいい風に考えています。
どうあれ、「ああなりたい」と思われるようにありたいですねぇ。