2010年7月11日日曜日

週末の夜中に書き込みをする

平日は京都で仕事。土日は法務。
月日はどんどんと経っていく。

思うように仕事は進まないけれども、ちょっとづつでも進めなきゃ。
そんで、勉強もしなきゃと。

今日は、午前の法務後、とあるシンポジウムへ。
漢字文献情報処理研究会主催「電子出版の動向と諸問題」

非会員なので、500円支払って参加。
四〇名ほど収容の比較的小規模な教室で開催。
・週刊ダイアモンドの編集に関わっていた方
・人文系のソフトウェア開発者(研究者)の方、
・プラットフォーム、判例について詳しい研究者の方が報告。

興味深い話も結構聞けた。
半日使ったけれど、有意義でした。

おもしろかったハナシの一部。

・既存の紙媒体での出版と電子出版のかかるコストの比較。
いろいろな経費を鑑みて、実際の販売価格は、そんなに変わらないという実情。
その人の予想は、電子化というのはそんなに急激に進まないのではないか?という予想。
→ でも、僕自身はどうだろうか?と思ったりも。

・メディアリテラシーの問題。
電子化が進んだとして、紙媒体の出版、メディアの経営が成り立たなくなった場合、
あるいは一般者が購読しなくなった場合、企業など資金力のあるスポンサーがつく可能性がある。
そもそも、「客観的な報道」などありえないが、今後よりいっそう、読むものが記事や論調の背景にあるものまで十分に知り、考えながらものを読む必要があるだろう。

・電子化とクラウドの問題
ツイッターにも描いたけれど、日本郵政の顧客データなどが入っているデータベースなどはクラウド化されていて、しかもそれが「セールスフォース」というアメリカの会社らしい。
データが広く分布されているといえども、重要な金融情報(それも国民の大部分が関与しているであろう情報)が、アメリカ本土のサーバーに保存されているってことは、アメリカさんの気分次第、状況次第で、こっちがエライことになるってことでしょう。それに、「愛国法」とかなんとかいう法律で、あちらさんがその気になれば、検閲も没収も自由という状況。
そんな大事なデータを、そんなリスクのある場所に預けていいのですか?って話。

・アマゾンで裁断機とスキャンスナップがとても売れている。
いわゆる「自炊」のため。

などなど。

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