◎来年の予算について承認をいただいたということ。
本日、3月16日(土)、西正寺の総代会を開催しました。
主な議題は、令和6年度のお寺の予算について。
当方で作成した予算案について、協議・承認をいただきました。
詳細は現段階では公開するまでには至りませんが、ぼかしを入れた画像を添付しておきます。
◎住職は月給をもらっているということ
お寺は「宗教法人」であり、年度の予算を編成し、その予算に基づいて活動することになります。この予算のなかに「人件費」があり、住職はじめ、お寺で働かせていただいている者の給与として支払われていきます。
今日も、お参りの中でこの話をすると驚かれました。
「月給なんですか?」と。
お預かりしているお布施はすべて住職の所得になり、自由に使われていると思われていたそうです。(苦笑)
おそらく、そんな風に多くの方が誤解されているのだろうと感じています。
そして、そういった誤解を解きたいために、このブログも書いています。
わかりやすく示してみると、
【売上】 ⇒「会社」(株式会社)⇒【月給】⇒「社長」/「会社員」
【お布施】⇒「お寺」(宗教法人)⇒【月給】⇒「住職」/「職員」という感じでしょうか。
売り上げは会社の収益になり、その中から 社長や社員に「給与」が支払われてそれが所得になるように、お寺の場合は、お布施等としてお預かりしたお金はすべてお寺の収入となります。そして、そこから毎月決まった額が給与として、私たちに支払われるわけです。
お寺の維持には、備品、消耗品を買ったり、保険を支払ったり、工事やメンテナンスをしたり、水道光熱費を支払ったりと、結構なお金がかかります。ですので、入ってきたお金を現実的にもすべて所得にすることもできるはずがありません。
現在の規模ですと、せいぜい、お寺の収益の三割程度が、人件費に充てられています。
◎少なすぎてヤバいらしい
上述の檀家さんに、具体的に、
「今、お寺は3人で〇〇〇円くらいが人件費なんですよ」
というと、
「えっ、(少なすぎて)ヤバイじゃないですか」
という反応でした。
実際、「非常勤」扱いで満額ではない人がいるので、少なく見えるのですが、実際に上の金額が1名分だといわれてもおそらく驚かれないだろうくらいの金額で回っています。(苦笑)(具体的にはいいませんが)
◎できるだけ透明化していきたい。
今回は、総代会に予算を審議いただき、承認いただきました。
3月下旬にある永代経では、この内容をお寺の役員さんたちにご報告することにしています。
上述のような誤解(お寺に入ったお金はすべて住職のもの、という誤解)を解きたいと強く思っています。また お金については透明性を高めることで信頼・信用を得ていくことができるだろうと思っています。
そのため、近い将来お寺のお金の在り方については、もっと透明性・公開性高めていきたいと考えています。
(その点は、今日の総代会でもお話していました)
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