『ブッダを語る』
前田専学『ブッダを語る』 NHKライブラリー
正直、私には持っている知識として重なる部分が多くて、新しい発見は少なかった。
でも、いちいち典拠が挙げられ、また幅広い視野から、ブッダ像やインド思想の背景が述べられているから、決して悪い本と言えない。むしろ、好書。
思い出深いエピソードがある。
著者の前田先生というのは、先代の日本印度学仏教学会の理事長で、元東大教授。
2002年の夏に、大谷大学の集中講義を持たれていたので、一週間、講義を受けに通った。
専門ではなかった上に、こんな先生から教えていただけることはめったにないと、一週間は自分なりにかなりがんばって勉強した。
で、テキストになっていた本、『インド思想史』、も一生懸命読みました。
で、どうしてもわからない言葉にぶつかったんです。
「再生族」
という言葉でした。
当たり前のように使われてて、その言葉の意味も解説されてないので、「なんだろう?」と
次の日の講義の合間に、前田先生に質問したんです。
そしたら、
「ああ」
「再生族ってのはね…、で、再生族っていうんです。で、こんな格好して旅に出てね。…身分としては…でね。……」
すごかったです。
結局再生族ってのは、インドのある階級以上の人は、老年期になると家督を息子なりに譲って、遊行の旅に出るんだそうです。それは、新たな人生という意味で「再生」。
で、再生族だそうです。
すごいなぁト思ったのは、その知識。
こっちは一言きいただけなのに、意味だけではなく、その文化、風習や格好、などなどなどなど。
軽い小石を投げただけなのに、どか~んと岩が投げ返されてきたような衝撃。
そして、その内容もめちゃくちゃすごい。&深い。
なのに、平然と当たり前のように話すんです。
ああ、こんな人の近くで毎日勉強していたら、すごい刺激だなと。
どんだけやっても、軽く跳ね返されそうな壁でした。
プロの学者ってオーラに包まれた夏でした。
あんな風になりたいと思った方の一人です。
あの夏から、ちょっと自分の勉強の仕方も変化があったんだと思います。
一年に数度、学会の懇親会でお顔を見かけることがあるので、挨拶に行くと。
「ああ、君、おぼえとるよ。 あの時はたのしかった」
いつも笑顔で応えてくださいます。
正直、私には持っている知識として重なる部分が多くて、新しい発見は少なかった。
でも、いちいち典拠が挙げられ、また幅広い視野から、ブッダ像やインド思想の背景が述べられているから、決して悪い本と言えない。むしろ、好書。
思い出深いエピソードがある。
著者の前田先生というのは、先代の日本印度学仏教学会の理事長で、元東大教授。
2002年の夏に、大谷大学の集中講義を持たれていたので、一週間、講義を受けに通った。
専門ではなかった上に、こんな先生から教えていただけることはめったにないと、一週間は自分なりにかなりがんばって勉強した。
で、テキストになっていた本、『インド思想史』、も一生懸命読みました。
で、どうしてもわからない言葉にぶつかったんです。
「再生族」
という言葉でした。
当たり前のように使われてて、その言葉の意味も解説されてないので、「なんだろう?」と
次の日の講義の合間に、前田先生に質問したんです。
そしたら、
「ああ」
「再生族ってのはね…、で、再生族っていうんです。で、こんな格好して旅に出てね。…身分としては…でね。……」
すごかったです。
結局再生族ってのは、インドのある階級以上の人は、老年期になると家督を息子なりに譲って、遊行の旅に出るんだそうです。それは、新たな人生という意味で「再生」。
で、再生族だそうです。
すごいなぁト思ったのは、その知識。
こっちは一言きいただけなのに、意味だけではなく、その文化、風習や格好、などなどなどなど。
軽い小石を投げただけなのに、どか~んと岩が投げ返されてきたような衝撃。
そして、その内容もめちゃくちゃすごい。&深い。
なのに、平然と当たり前のように話すんです。
ああ、こんな人の近くで毎日勉強していたら、すごい刺激だなと。
どんだけやっても、軽く跳ね返されそうな壁でした。
プロの学者ってオーラに包まれた夏でした。
あんな風になりたいと思った方の一人です。
あの夏から、ちょっと自分の勉強の仕方も変化があったんだと思います。
一年に数度、学会の懇親会でお顔を見かけることがあるので、挨拶に行くと。
「ああ、君、おぼえとるよ。 あの時はたのしかった」
いつも笑顔で応えてくださいます。
コメント
コメントを投稿