2004年11月12日金曜日

『入門・論文の書き方』鷲田小彌太

『入門・論文の書き方』鷲田小彌太



 大学生協で、ふと目に付いたので買った。

 著者も本書の中で提案しているように「よみやすい文章」で書かれており、購入した日(11/11)に一気に読み終えてしまった。

自分が漠然と持っていた論文についての考え方が、言語化して示された感覚が残った。よい意味で。



 著者は「書く」ということが、一昔前は一部の知識階級だけに許されたものであったのに対して、現在では「万人が書く時代」がやってきたという。



 本という形態を取らなくとも、多くの人がホームページやブログで自分のこと、自分の知識を文章にして、多くの人に披瀝している。

 多くの人に自分の書く文章を、公開できる場所、公開する機会が多く与えられている。

 書くのが面倒であったり、難しいのであったりするのではない。

 むしろ今では逆に多くの人が「書きたい」のだ。

 書くと言うことは、精神衛生上非常によいことだとおもう。



 「書きたい!」

 あるいは

「書いてみようかな?」



この欲求に素直になってみるのもよいのでは?

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