2018年2月4日日曜日

はじめて「哲学カフェ」に参加してみる。テーマは「イクメン」。でも気になるのはコミュニティ。

2018年2月3日(土)
 哲学カフェに初参加した。
http://cafephilo.jp/events/event/cafephilo-851/

  この日は午前中に数軒のお参りをしたあと、午後からの婦人会の例会は両親の担当ということで、そちらは両親に頼み、僕は神戸で開催されていた哲学カフェに参加することにした。

動機としては、
 ・そもそも哲学カフェ自体に興味があったということ、
 ・主催されている先生と個人的なつながりもあったこと、
 ・「イクメン」というど真ん中ではないけれど、ジェンダーに関わる問題が扱われていて、関心の範疇だったこと
 等が理由になるだろうか。

 特にジェンダーに関しては、仕事でも近く関わるテーマでもあり、経験値を高めておきたいという思いもあった。
 
 内容に触れることはひかえるが、10名程度の参加者で、「イクメン」について議論をした。思想というよりも制度や、行政の意図についても話題が及んで、ちょっと想定していた展開ではないな、と思いつつも参加者のみなさんの熱量を感じながら、議論に参加する。
 開催時間は、13:30から15:30という2時間の枠だったが、一回休憩を挟んだものの、それほど疲れはなかった。集中して議論に乗って行けていたようにおもう。

 学生さんも参加されていたけれど、多くは「哲学カフェ」についての経験が豊富な方や、哲学思想について学んで、より具体的な場でそれらの概念・観念に触れてみたいという思いがある方がけっこういらっしゃるような印象だった。

 終わった後、エレベーターで乗り合わせた参加者の方にお声がけいただいて、近くの喫茶店で感想戦のようなお話うかがう。
 
 
 哲学カフェの場に触れて、興味深かったのは、議論の内容もさることながら、参加されている方達のこと。とても楽しそうに、また継続的にあちこちの哲学カフェのこともご存じの様子だった。もちろん、議論の内容にもそれぞれの「経験」を感じた。
 
 別に催している「おふろバー」なるイベントでも、「おふろ好き」とか、その関連の中で通じ合う「コミュニティ」の存在を感じており、個人的にそこへの関心が高まっている。

 「好き」なものを中心に、(それがニッチでもメジャーであっても)イベントに集ったり、会話や、情報交換を重ねるなかで、「コミュニティ」的なものが形成される。そこで展開されるコミュニケーションのあり方は、すこし独特・ユニークであり、またそれに由来するのかユニークさをもったコミュニティを形成しているように思う。
 その「コミュニティ」で、独自に展開されているコミュニケーションのあり方というものについても面白さを感じている。
 ちょっとじっくりと、考えてみたいなぁと漠然と思っている。
 
 

 

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