2021年8月12日木曜日

8/10  教育委員会視察・ひと咲プラザ(アマブラリ、あまぽーと(ユース交流センター」)・兵庫県尼崎こども家庭センター ・いくしあ)

  8/10(火)は教育委員会の協議会として視察を行いました。いわゆる施設見学です。
 

〇 「Up to You!」の報告会に参加しました
 施設見学の前に、13:00~15:30まで同敷地内にあるひと咲タワーで行われていた「Up to You!」活動報告会(https://peatix.com/event/2402906/view)に参加してきました。

 ユース交流センターで活動する高校生や大学生の主体的な取り組みについて、市長・教育長をはじめとした行政職のみなさんに、プレゼンテーションするイベントでした。

 気軽に参加したのですが、プレゼンひとつひとつに気持ちが込められて、それぞれの課題に自分自身をかけて取り組もうとされているのがとても伝わってきました。 

 参加されているみなさんも、真摯にプレゼンされているユース世代に感化されたのか質疑や意見交換も大変熱く盛り上がっていました。

 今後のこのユースカウンシル事業の展開も大変楽しみです。

〇 視察しました

 「Up to You!」終了後、15:00から17:00過ぎまで、教育長・教育委員のみなさん、事務職のみなさんと ひと咲プラザの諸施設を見学させていただきました。

 見学させていただいたのは、教育委員会が関連する施設である、

 ・アマブラリ、あまぽーと(ユース交流センター」)
 ・兵庫県尼崎こども家庭センター
 ・いくしあ
の3施設です。

〇 ユース交流センター

 アマブラリ、あまぽーとでは、市長部局のこども青少年局が中心に、ユース交流センター(https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/manabu/afterschool/1016894/index.html)の取り組みを進められています。

 ユース世代に寄り添うスタッフのみなさんが常駐され、中高生、ユース世代の居場所として、活動が行われています。家のようなリラックスした感じでソファーにくつろぐ人、集まってボードゲームを楽しむ人、若い人たちの居場所としてとても大事な活動をしてくださっていました。


(ビリヤードや電子ドラム、電子ピアノ、マンガやゲームなどが設置されています。)
 なかなか高価で、買うことのできない音楽の機材に触れる機会としてもとてもよさそうです。

リラックスできるソファーやテーブルがあって、くつろいだりコミュニケーションをとったりするのに、とてもいい空間です。



 (↓ 図書スペースでは勉強したり、あそんだりできます。@アマブラリ)


 これらの施設は、子ども・青少年に限らずどなたでも利用可能だそうです。
 (あまぽーとは、中高生を中心とした居場所として機能しているために、その年代中心の雰囲気はあります)

〇 兵庫県尼崎こども家庭センター
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf22/r3_amagasaki.html

 兵庫県尼崎こども家庭センターは、いわゆる児童相談所としての機能を有している施設です。

 


 こちらでは、18歳未満の子どもさんに関するさまざまな相談を受け付けられています。その中でも虐待、ということについては特に強く関わられています。

  以下に提示いただいた資料の一部を画像データにして、添付します。


 子ども家庭センターで受け付けられた相談件数ですが、西宮・芦屋という近隣の両市を足した数に匹敵する相談件数があること、またその中でも、「児童虐待」に関する件数は、両市よりも多くなってしまっているという課題があります。(年度によって上下や入れ替わりもあるようです)
 ケースの中には、軽度なものから、深刻なものまでありますが、これらのケースを職員さん一人がそれぞれ120件以上抱えて対応されている、という状況とのことでした。

 「児童相談所」がなんとかしてくれるというのではおさまらない、児童相談所も(まさに文字通り)抱えきれないほどのケースを、対応しているという現状も、多くのみなさんと共有したいとおもったことのひとつでした。

相談室等の施設も見学させていただきました。

〇 いくしあ (尼崎市子どもの育ち支援センター いくしあ)

 いくしあについての情報は、以下のサイトにもありました。


(尼崎市のウェブサイトより)https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/kosodate/1016009/1018129/index.html
(いくしあ 紹介動画)
https://www.youtube.com/watch?v=kF53np6MOuo

 いくしあ 紹介のリーフレット
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/018/129/ikushia_A4.pdf

 

 身近な子育ての相談から、障がい/発達障害等、さまざまな相談に応じ、支援の取り組みを行っています。さきに視察をおこなった「兵庫県尼崎こども家庭センター」とも連携し、同じ敷地内にあることから、物理的距離もちかく、コミュニケーションを取ることが容易で、両施設はうまく連携取りながら、相談や支援を行っているというお話もありました。

 発達検査を行う部屋や、箱庭、カウンセリングの部屋などもあり、とても専門的な知見に基づいて相談・支援が行われています。




箱庭を見学している わたし

 

また、不登校や学校にいけない子どもたちも、ここで勉強をするということも行われていて、勉強をする教室、調理室などの施設もとてもきれいで充実していました。

 集まるけれども、年齢・学年もまちまちで「同じ勉強を教える授業をする」というのではなく、それぞれのペースで学習をして、それをスタッフのみなさんが支援をするという形でのかかわりで行われています。



〇 この後のお仕事

 教育長・教育委員会のみなさんとは、この後 相談事項があり、視察終了後 17:20頃から19:10頃まで、教育総合センターで、非公式の会議を行いました。 

 軽く半日くらい、と思っていたのですが、気がつけば、6時間あまり、この施設で過ごしたことになります。対応くださった、教育委員会事務職にみなさんにも長い1日だったと思います。おつかれさまでした。ありがとうございました。


〇 さいごに

 8/10は、このような施設見学をさせていただきました。私自身は、とても近所に住んでおり、この敷地に足を運ぶこともままあったのですが、改めて見学させていただいて、知ったことも多くありました。 
 このブログを書いていて、情報を整理するなかで、まとまったこともたくさんあり、改めていい機会であったと思います。


 対応くださった諸施設のみなさま、ありがとうございました。
 
 このブログを通して、尼崎市と教育委員会の活動を知っていただき、必要な方に必要なことがらが届くようになればと思います。

 (長いブログをご覧いただきありがとうございました)

 









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