(1月10日)宗教社会学の会(研究報告会)に出席してきました。
午前中、お参りを終えて午後から、相愛大学・南港キャンパスで行われた「宗教社会学の会」の研究報告会に参加しました。 リンク:宗教社会学の会1月研究報告会
以前にも参加していた記録をこちらに書いています。↓
https://ryogo1977.blogspot.com/2023/10/20231028.html
以下の二つの研究発表がありました。
◆報告1:藤井麻央(大谷大学)「金光教における教団と信者」
◆報告2:嵜本圭子(大阪公立大学)「大阪市西淀川区の2つのイスラーム施設における女性・子どもへの支援」
第一の報告は、戦後の金光教における「信徒議員」の出現、その背景として青年会活動・信徒会の結成・活動に注目された研究でした。宗教教団の政治状況(いわゆる宗政)において、信者の宗政への参加に注目される視点は、浄土真宗本願寺派もそのような仕組みが用いられていることから、大変興味深く聞かせていただきました。(報告者も、金光教と浄土真宗本願寺派にそのような体制がとられているという共通点があることを指摘されていました。これは特徴的なもののようです)
ある意味で、宗政の望ましい状況とはどのような形態か、教団運営の「民主的なあり方」とは、というような問いに接続するものであろうと思います。また、そもそも宗教者―信者という関係性が単純な上下関係でいいのかというような問いにもなろうかと思います。
個人的には、浄土真宗本願寺派の宗政関係の方にも聞いていただけたら、そもそもの教団運営・意思決定の体制の在り方について議論をするきっかけにもなるのではないかと一人思いを巡らしたりしました。
第二の報告では、大阪にあるイスラム宗教施設における女性支援・子ども支援の状況について、参与観察に基づいた報告が行われました。
出身国・背景によって女性の位置や考えかたが異なること、それらから場合によってはコンフリクトが生じることなどを、質問の中でも具体的なケースについて議論が深まっていました。
私も質問したのですが、「女性支援」や「女性の活躍」が希求されるというのは、もちろん望ましいことではあるのですが、その中にはある種の日本化・ジャパナイズといった問題も考えられるのではないかという点についても議論がありました。
この会は、宗教学の分野で大変著名な、多くの成果を出されている先生方がたくさん参加されていて、一つ一つのコメントに重みがあり、深い示唆に富んでいて、とても勉強になること、刺激になることをいただきました。

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