2010年10月24日日曜日

人前でおはなし。

ブログの更新もいつも通り・・・滞る。

今週は、金曜日にNHKのカルチャーセンターの教室に出講。
今日日曜日は、「中央仏教学院」の京都の集いに出講。

いずれも、「あれでよかったのかどうか?」の思案を繰り返すのです。
むしろ、話せば話すほど、後悔と慚愧がわき起こる。

話しすぎたのではないかという基本的な事柄から、
いったい何を伝えるべきであったのかという本質的な問題まで。
考えても、考えても答えは出せず、
その場その場で、最善と思われる一手を打つのみ。
いや、最善手と確信が持てればいいのだけれど、最善かどうかの決めても見いだせず、あがいているような感じ。


ところで、最近のMYトピックは、内田樹センセイが提言されるような教育論について。
学びとはなにか、いま子供や若者が、学ばなかったり、働かなかったりしているのはどういうわけか。
「なぜ勉強しないといけないのか?」「なぜ働かなければならないのか?」
そんな問いを臆面もなく提示できる感覚は、どのような思想(あえていう)に、裏打ちされているのか。
(内田先生は、「消費者」の論理、「買い手」の論理というようなことをおっしゃる)
一連の提言と、結論は、仏教、浄土真宗を学ぶ上で非常に示唆深いだけではなく、
「他力」や「信」を考える場合にも、一定の示唆を与えてくれるものののように思っている。
金曜・日曜の講義に際して、ちょっと蛇足的になってしまっていたけれども、ご紹介していました。

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