本願寺史関係の本を読んで

今週は、本願寺の歴史関係の本を3冊読んだ。

千葉乗隆『親鸞聖人ものがたり』


千葉乗隆『本願寺ものがたり』


金龍静『蓮如上人の風景』




 中世・戦国期の行動原理というのは、やはり当時の価値観に則してみなければ理解できない。本願寺の動向にかぎってみても、関東各地の門弟集団との関連・力関係、比叡山との関係、国家・朝廷との関係など、背景となる要因を知って初めて理解できる。

 当時の寺社勢力の地位や行動原理というものも興味深い。

 寺社・聖域というよりも、「仏教教団」という名の一勢力のような印象。

 「朝廷」「戦国大名」「寺社勢力」がそれぞれの領域をカバーしつつ、ある場合は共存、ある場合は闘争を繰り広げているような時代であっただろうか、という印象を受ける。



 一番の収穫は、知らないことが、やはり「知らなかった」とわかったことか。



 気になったことを羅列すると

 ・門弟集団の動向

 ・本願寺と比叡山の関係の歴史

 ・北国への教線の拡大とその影響力

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