今回の日経アソシエは、松下の特集。
松下電器の経営哲学は松下幸之助の影響が色濃く残っている。
松下の改革は、会社の体制などのシステムや人材の構成を大きく変えたりはしたものの、それと同時に従来の理念・哲学を変えるのではなくよりいっそう徹底して周知するようにしたとのこと。
今回の特集にも、その金言が多く紹介されていた。
なかでも、今回気に入ったものがコレ。
お客様がほしがる商品を売るな。
ためになる商品を売れ
テレビなどを見ていてもそう思う。
最近はつまらない番組が多いので、なかなかテレビを見ない。(テレビを見る時間がなくなったということもあるが)
すべてがすべてそうではないが、「どんな番組が視聴率を取れるか」という、視聴率のためになにかがつくられているような番組が多い気がする。
たとえば、最近の番組のCMの入り方などは、一番盛り上がるところで「ブツッ」っと切られて、段落や落ち着き、それまでの「文脈」などはまったく無視されてしまっている。これも、精神衛生上よくない。こんな不自然な切れ方に慣れてしまうと、頭も悪くなってしまうのではないかとさえ思うのだ。
あるいは、「ああ、おもしろかった」とか、一瞬の笑い。それも大切なことでもあるけれど、それだけで、あとに続かない。
一瞬の時間をすごすためだけのものならば、いまの僕にはいらないのだ。
愚痴になってしまったけれど、松下幸之助のこの言葉は、自分の仕事に対する警句でもある。
なんのためにそれをするのか、誰のためにそれをするのか。
どこを向いて仕事をするのか。
2007年2月8日木曜日
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