特定の界隈で大きな反響をいただいた、「怖い話」の件。
https://ryogo1977.blogspot.com/2023/10/blog-post.html
この話の何が怖いのか、何がおかしいのかわからないという声があったので、こちらのフィクションと思しき話のエライ人の何が問題かということについて、私見を述べておきたい。
要は以下の2点の問題があると思っている。
(1)質問されたことがわかっていない。
そもそも、問いに対して適切に応答することができていない。もしかすると、何が問われているのかも理解できていなかったのかもしれない。これは、公式な場における答弁能力がないことを意味している。二度にわたって、聞かれたことに対してまっとうに応答できないというのは、相当なものである。
あるいは、この対応が「敢えて」のものという可能性も考えてみたが、それでも、はぐらかしや、ズラしを意図したものと受け取っても、それが成功しているとは言えない。あまりにも拙すぎる。ということで、そもそもやり取りがヤバイのである。
(2)危機管理能力の欠如が露呈している。
もし問題があった場合、何かあった場合を想定しておくことはもちろん、そうなったときに適切な対応がとれるかということは、危機管理・リスクマネジメントとして絶対的に必要なことと理解している。(基礎以前の問題だと思っている)
ところが、この応答ではそれがまったくなされていない。
「問題があることはありえない」ということは、危機管理やリスクの想定が全く行われていないことを意味している。
また、それが起こった場合も「それが起きてから考える」というは、もはや常識が欠如しているといわれても仕方がない。
こういう人がエライ立場にたって、運営や経営にあたるという状況は、すでにその時点で、平時においてさえ災害レベルの被害をもたらすことが目に見えている。そういう意味で、とても怖い話だと思う。
要は資質の欠如である。
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