大学の講義でATTF2をやったよという件(その2) ATTFとはなにか、どう遊ぶか
・ATTFとはなにか
ということで、今日の講義では、ATTF2(Amagasaki Toi The Future2)というカードゲームをプレイしてもらうことにした。
ATTFとはなにか。 下の画像のようなカードを用いたカードゲームで、尼崎市が市制100周年を記念して、2016年に制作したものである。(尼崎市による紹介は以下のリンクに)
・尼崎市市役所「カードゲーム「アマガサキトゥザフューチャー2」」
・(尼崎市)AMANISM 「ATTF2」
行政が、市民と一緒に作成したカードゲームである。私も作成段階でお声がけいただいて市民の一人として作成にかかわった。過去に行われたバージョンアップの際や、現在も行われている小中学校での授業での活用にも、お声がけいただいて関わっていて、思い入れもあるカードゲームだ。
・ATTFの遊び方
尼崎市が以下の動画で紹介してくれている。
5分とちょっと長めなので、お時間があればご覧ください。
「聞いてカード」と、「おたからカード」の2種類のカードがあり、プレイヤーは、この聞いてカードのお悩みを、尼崎市の「おたから」つまりは、まちのリソースを組み合わせながら、解決する方法を考え、編み出すというゲームである。
・学生さんにプレイしてもらう
ということで、この日の講義は、ATTF2をプレイしてもらうこと。
遊んでもらうなかで、「まちの声(=社会課題や、現実生活での悩みや、グチ)」に触れ、また、「町のリソース(=地域資源とか、人、施設、あるいはなにげなく見過ごしがちなもの)」をとらえる視座を獲得してもらおう、考えてもらおうというわけである。
流れとしては、以下の様な感じ。
・講義の振り返り、イントロ
・ATTFの簡単な紹介
・グループ分け (5~6人で1組)
→ この日は、16人出席していたので、 5・5・6の3グループ
・グループで、自己紹介してしゃべった後、
1)カードの検分 : どんなカードがあるのか、ながめてもらう
2)カード配布、親決め、ルール説明
・実際に遊んでみる
という感じで進む。
始まると、徐々にもりあがり、あとは放っておいても、楽しく遊んでもらえたようだ。
もちろん、いつもこんな風にうまくいくわけではない。
過去には、盛り上げようという雰囲気があまりなく、「こなす」だけで淡々と進むグループ(こうなると面白くない)とか、おもしろいアイデアのつくりかたがわからず沈黙が多くなってしまうケース とかもあったこともある。そういう意味では、前向きに、楽しもうという姿勢がないと、もりさがってしまうこともあるわけで、盛り上がりは、一重に受講してくれている学生さんたちの、前向きな姿勢のおかげである。
(その3へつづく)
その3へ
(講義の振り返りと、学生さんの感想、ATTFで遊んだ意味は?)
追記
これまで、中央仏教学院研究科講義「社会伝道論」、浄土真宗本願寺派伝道院「法座をひらこう」、園田学園女子大学(学部共通「つながりプロジェクト」といったところで、講義・講座としてATTFを活用したことがあったけれど、龍谷大学の真宗学で扱ったのは初めてのことだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿