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お布施・寄付の相場 ってどれくらいですか?(その2)

その1 の続きです 〈その1はこちら〉 https://ryogo1977.blogspot.com/2024/03/blog-post_19.html ◎「無理なく、後悔なく…」1%くらいでどうだろうか   「その1」では、お布施は定額ではないのだ、ご寄付なのだということを書いたが、実際にどれほどしたらいいのか?という問いには、ちゃんと答えられていない思いが残っている。  質問いただいた時にも、いつもはぐらかしてしまったような感覚が残っているのも実際だ。  感覚的なところで「無理なく、(出しすぎたとか、逆に少なすぎたとか)後悔が残らないくらい」みたいなことを言ったりする。実際それが適当なあたりなんだろうと思っている。しかし、この回答は具体性に欠ける回答であるというのも事実だ。  ということで、すこし、具体的な数字に踏み込んでみたいと思う。 今まで、口頭でこんな言い方をしたことはないのだが、正直にいうと、代替「1%」という率を基準に考えてもいいのではないかと思っている。 ◎10%の寄付は高額  収入の1割を寄付するという、話もしばしば聞こえるが、1割というのは結構な額になる。 1割寄付をする、それを継続するというのは、相当な覚悟や決意が必要なものだろうと思う。 それはかなりの「寄付」熟練者のレベルといっていいのではないかと思う。  (10%を超える寄付を求める宗教団体は危ないという話も聞いたことがあるような記憶がある。ただ、今回ネットで検索しても、その裏付けを見つけることができなかった。どこで見たのだろうか? 気のせいだったか。しかし、感覚的にはわかる気がする) ◎1%はおそらく適当な水準  1%という数字は、経団連などが提唱して始まったといわれる、1%クラブのことを知って、ヒントを得たものだ。でも、無理なく、後悔もなく、考えてみると実際の水準とも合致しているような気がしている。    例えば、お寺のお参りに合わせると、月参りということであれば、毎月のことなので月収の1%が基準になる。  月収20万円ならば、2千円、30万円ならば3千円、50万あれば5千円、100万円あれば1万円ということになる。月収が15万円ならば、1500円だ。    月参りで1万円というのは、ほとんどないがおそらく、月収が100万円であるというのと稀有さは同レベルではないかとおもってい...

お布施・寄付の相場 ってどれくらいですか?(その1)

 ◎ 答えずらい質問  よく聞かれる質問に、「お布施はどれほどしたらいいですか?」と聞かれる。  この質問に具体的にこたえられるお寺・僧侶もいらっしゃる。あるいは、ホームページ等に明示的に書かれていることもある。  しかし、正直言って、なかなか具体的にどれだけしてくださいとは答えづらい質問である。  うちの場合はという限定付きであるが、月参り・法事・ご葬儀その他のお勤め(法務呼んでいる)で、上のように聞かれた場合は、「お布施は、ご寄付なので、決まった額はないので、いくらでも、無理のないところでお布施していただいたらいいですよ」と答えている。  さらに、言葉が足せそうなときは、  「おうちそれぞれで、ご事情が違いますし、ご無理のないところでしていただいたら結構なことなんです。お金がかかるから、お勤めできない、お弔いができないというのが、私たちにとって一番残念なことですから。こころよくお勤め(お送り)していただくのを大事にしてください云々」などと、言葉を足している。 ◎過去のケース  過去に実際に残念というか無念さを感じたケースがあった。  ある老夫婦がお寺に相談にお越しになった。伺うとご兄弟がなくなって葬儀をしたが、葬儀会社からの見積もりと、僧侶へのお布施の相場を聞いて、「そんなにかかるのか!」と驚いて、「無宗教で、直葬でやります」と返事し、実際にそれでお葬儀をしてしまった。葬儀が終わって、そのことを後悔している、というご相談だった。  法名もなく、葬儀のみで、その後のお勤め、法事もない。お経・仏事をすることができなかったというところに、心残りがとてもあるので、お勤めをお願いできないかというようなことだった。  そのご夫婦の話を聞いたときに、そのご兄弟のお送りが望まれる形で、ちゃんと行われなかったことが残念であったし、無念であったし、申し訳なく思った。「お葬式」と「お金」に関する論理が逆になってしまっているんじゃないかと強く感じた。  「お金がかかるから、仏事ができない」というのは、サービスや消費経済の論理に宗教的行事・儀礼が引きずられ、引き落とされてしまっているようなものだ。「お金がないから葬儀ができない」ではなく、「お金などなくても、葬儀はできる(できなくてはならない)」ものなのではなかったか。  本来は、葬儀や法事というのは、信教の自由や、それらにまつわ...

お寺のお金、予算。

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◎来年の予算について承認をいただいたということ。 本日、3月16日(土)、西正寺の総代会を開催しました。 主な議題は、令和6年度のお寺の予算について。 当方で作成した予算案について、協議・承認をいただきました。 詳細は現段階では公開するまでには至りませんが、ぼかしを入れた画像を添付しておきます。 ◎住職は月給をもらっているということ お寺は「宗教法人」であり、年度の予算を編成し、その予算に基づいて活動することになります。この予算のなかに「人件費」があり、住職はじめ、お寺で働かせていただいている者の給与として支払われていきます。  今日も、お参りの中でこの話をすると驚かれました。  「月給なんですか?」と。  お預かりしているお布施はすべて住職の所得になり、自由に使われていると思われていたそうです。(苦笑)   おそらく、そんな風に多くの方が誤解されているのだろうと感じています。  そして、そういった誤解を解きたいために、このブログも書いています。  わかりやすく示してみると、 【売上】 ⇒「会社」(株式会社)⇒【月給】⇒「社長」/「会社員」 【お布施】⇒「お寺」(宗教法人)⇒【月給】⇒「住職」/「職員」 という感じでしょうか。  売り上げは会社の収益になり、その中から 社長や社員に「給与」が支払われてそれが所得になるように、お寺の場合は、お布施等としてお預かりしたお金はすべてお寺の収入となります。そして、そこから毎月決まった額が給与として、私たちに支払われるわけです。  お寺の維持には、備品、消耗品を買ったり、保険を支払ったり、工事やメンテナンスをしたり、水道光熱費を支払ったりと、結構なお金がかかります。ですので、入ってきたお金を現実的にもすべて所得にすることもできるはずがありません。  現在の規模ですと、せいぜい、お寺の収益の三割程度が、人件費に充てられています。 ◎少なすぎてヤバいらしい  上述の檀家さんに、具体的に、 「今、お寺は3人で〇〇〇円くらいが人件費なんですよ」 というと、 「えっ、(少なすぎて)ヤバイじゃないですか」 という反応でした。 実際、「非常勤」扱いで満額ではない人がいるので、少なく見えるのですが、実際に上の金額が1名分だといわれてもおそらく驚かれないだろうくらいの金額で回っています。(苦笑)(具体的にはいいませんが) ◎できるだけ透明化して...

本願寺の総長選挙の結果が朝日新聞に載っていた。

『朝日新聞』に、昨日3月8日に行われた 浄土真宗本願寺派の総長選挙の結果が記されていた。 記事によると、 「選挙の結果、荻野氏27、池田氏13、白票34、無効票1となり、白票が最も多くなったが、すべての候補者が得た有効得票の過半数という総長選挙の規定により、荻野氏が選ばれた。任期は12月まで。」 とのこと。 新たに選ばれた荻野氏も、池田総局の「副総長」というNo2のポジションであるということで、方針に大きな違いを示すものではない。当然、既定の路線に反発をしている方たちは、「白票」を投じるということになったのだろう。 3月10日の12時まで、以下のリンクから無料で見られます。 https://digital.asahi.com/articles/ASS38660VS38UCVL01F.html?ptoken=01HRGKKH9Y33DJ63VZ827ZMSMV

法事は何回忌まで?という動画がバズってる?

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◎自分の出た動画が、プチっとバズっていた件。  → どの尺度でバズっているかというと、あくまで個人的尺度です。  フェイスブックで神戸別院のアカウントの、動画について触れられている投稿を見て思い出した。  「あの動画、どうなったのかなぁ」とふっと思いだして、リンクを踏んでみると驚いた。  この動画の再生回数が、1万3千回をこえていた。(下の動画である)  同じシリーズで撮ったもう一つの動画(どちらも、僕が出演している)は、170回程度。  テーマが、視聴者の関心にヒットしたのだろうか。  神戸別院/兵庫教区教務所のユーチューブ・動画がまとめられているサイトは以下。 兵庫教区教務所 @Hongwanji-Kobe https://www.youtube.com/@Hongwanji-Kobe/  2024年2月28日朝現在、チャンネル登録者1010、動画67本。  ここにあるように、主に法話等が中心で、別院・教務所の案内動画などもある。  今日現在で、上の動画が一番再生されているらしい。   ◎「きかせてお坊さん」を撮った背景。  この動画は、2022年の1月頃に撮影したものだ。そこからさらにさかのぼること、数か月。2021年に神戸別院の職員さんから相談・依頼があった。「コロナ下で研修がオンライン研修会を実施するための教材動画を作りたい」(ざっくりいうとこんな企画)。  オンラインに自分が話したものが、自分でコントロールできない中で残るというのは、あまり乗り気でない中であったけれど、依頼に到るまでのつながりやご一緒するメンバーとのかかわりもあって、お引き受けした。  正直乗り気ではなかったのだが、やってよかったと思っている(ので、この話を披露している。笑)。主に担当してくださった職員さん、お2人のお人柄や、このお仕事に大変誠実に向かってくださっているのが伝わってきたので、動画を撮り終えて、その後、この動画を使って研修会を実際に実施したときにも、大変いい機会を持つことができたなぁと感じている。  だから、やってよかったなぁというお仕事だった。 ◎いい法話もたくさんある。  最近では、法話をオンライン/youtubeで配信する形式もたくさん増えている。  いい法話もたくさんあるので、お試しでも視聴してみてほしい。  (話し手の巧拙や、相性や好みといったものもあろうと思うの...

中学校給食を試食したこと

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  2月22日の尼崎市教育委員会・定例会 ( https://ryogo1977.blogspot.com/2024/02/222.html ) からのつづき   教育委員会定例会の後、昼食を兼ねて、徒歩でいける市内の中学校に行き、中学校給食の試食を行いました。  尼崎市の中学校給食の取り組みについては、以下のページに情報がまとめられています。  ⇒尼崎市「 小学校・中学校・特別支援学校の給食 」   https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kosodate-kyoiku/school/primary/lunch/index.html    ⇒尼崎市「 学校給食 」 https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kosodate-kyoiku/school/primary/lunch/103gakuho_kysyk.html  画像は、この日いただいた給食。  ごはん、豚肉のにんにく炒め、高野豆腐の卵とじ、はるさめサラダ、牛乳です。  味は、うすあじにされているということでしたが、ダシが利いていて、おいしく感じました。  給食センターの管理栄養士さん(だったと思う)の方の説明によると、ダシの削り節も入札によって業者さんが選ばれるそうです。そのため、業者さんの納品する削り節によって、ダシの具合も変わるとか。  食材の調達一つでも、影響関係が複雑にあるだろうと思います。日々、事務局・職員のみなさんは、そういった調整も行われて、おそらく大変なことだろうと思います。  これで 1食、 310円 。 昨今の物価高の影響は、この学校給食の食材費にも当然、及んでいます。 しかしながら、その食材費の上昇分は、市の財政で負担されて、保護者の支払う「給食費」は、今まで通りで行えるようにてあてがされています。また来年度以降、支払う給食費が上昇することがあっても、急激な上昇にならないように、一定公費で負担されることでゆるやかな変動になるように調整されることになると思われます。(この「思われる」という推測は、これまでの委員会での説明や、提出された議案の説明にもとづいています)  「 給食食材費の上昇分を本市が負担します 」 https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kosodate-kyoiku/...

尼崎市 総合教育会議が開催されました。(2024年2月22日)

2月22日は午後から総合教育会議でした。(13:30~15:00)  (参考リンク)総合教育会議について   ・ 尼崎市「総合教育会議」   ・ 文科省PDF   ・ wikiペディア「総合教育会議」 総合教育会議は、2014年の教育委員会の制度改革により設置された、地方自治体の長(つまり市長)と、教育委員を構成員として、教育行政について協議する会議です。  今回の会議では、以下の議題が取り扱われました。 1 子どもの人権擁護の取組状況について 2 学びの多様化学校設置基本方針(素案)について     3 その他   1は、市立高校などでの体罰事案を契機に、教育現場での体罰等について、毎年アンケートを行って、その回答とそれにもとづく聞き取りと、市教委の対応について報告するものです。  2は、このたび令和8年度に、尼崎市に「学びの多様化学校」という、不登校対策の特例校を、市立中学校として設置することを目指すことになりました。その基本方針の素案を始めて提示・公開するというものになりました。  会議で提示された内容は、上にあげている尼崎市の「総合教育会議」のページに、資料が提示されています。  また、松本眞市長も、ご自身のnoteに思いを書かれています。 松本眞 市長 note https://note.com/shinmatsumoto/n/nc9ce86b8b78c  3のその他では遅延していた、いじめ重大事態に関する調査の進捗について報告がされました。  こちらは、教育委員としてコメントする時間がありませんでしたが、大変関心をもっている問題です。前々回の総合教育会議で教育長から、報告のめどとして示された時期からも大変遅れてしまっています。稲村市長の時には「スピード感をもって対応する」と言われていましたが、第三者委員会の調査、調整に時間がかかり、ようやくに報告書が出されるというフィーズに入るような状況と聞いています。  この報告書の遅れについては、問題意識をもって以前に教育委員会事務局に質問し、説明を聞きました。隠ぺいや怠惰ということはありませんが、それでもこのように報告が遅れて行くというのは、構造的に課題があるような思いがしています。このあたり、詳しい方とまた意見の交換などができればと望んでいるところではあります。  

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