いつも豊島区に泊まるということ、そして宿代が安かったのももちろんある。
しかしネットで探しているときに、今回は池袋にしようと思った。
朝、目がさめて身支度をととのえる。チェックアウトし、その理由の場所に向かった。
先日、東池袋であった事故の現場だ。
先日、東池袋であった事故の現場だ。
献花台が設置されて、多くの人が花を手向けているというニュース、
あの事故に多くの人が心を揺さぶられ、具体的な行動を促されているという話に接したことを思い出し、このタイミングで東京にいるならばと、足を運ぶことにした。
移動の途中、東池袋近くのイオン系のコンビニの店先に、お供え用の華が販売されていたのでそれを購入した。もしお花屋さんでもあれば、買おうとおもっていたところだったので、これ幸いという形だった。事故があったから販売されているのか、いつも置かれているものなのかは、わからない。
地下鉄の東池袋近くでの工事現場の人に、場所を聞き、事故現場・献花台に到着。
手にしていた花を供えた。
すでに、多くの花、そしてペットボトルのお茶やジュースが大量に供えられていた。
お菓子やパン、かわいいぬいぐるみも供えられている。
その場所、そして事故に対するたくさんの思いが見える形でその場にあった。
その場に行き、花を手向け、手を合わせたが、それでは何かが足りない気がした。
そのまま、そこを立ち去るには何かが足りない気がして、そこをもうすこし見届けようと思った。ここで起こることを目にしておきたいような思いがした。
そこで、献花台近くの花壇のへりに腰掛けて、そこの献花台とその周りの様子を観察することにした。30分はそこにいようとおもった。
まもなく、出勤途中の男性がやってきて、ペットボトルを供えて立ち去った。
さらに自転車に乗って信号を渡って来たおかあさんと幼児が、自転車を降りて、献花台にしゃがみ込んで合掌していった。様子からすると、お友だちなのかも知れない、という想像すらさせる。
とおりすがりに、献花台に目線をおくる人は多い。車の中でも、信号まちの途中でこの場所のことが話題にあがってるような感じの様子が何台もあった。
1分と開くことなく、その場所を訪れ、なにかを行っていく人がいる。
その場所に気持ちを向けたり、その場所にこころを動かされる人が常にあらわれ続ける、そんな場所だったことを強く感じる時間でもあった。
じっと一つの場所をみること、
そこで起こることに目を向け、心を凝らすこと。
普段、慌ただしく動き続けるなかで、大事なことを見おとしたり、わすれたりしているのかもしれないとも思うような時間でもあった。
その場所に気持ちを向けたり、その場所にこころを動かされる人が常にあらわれ続ける、そんな場所だったことを強く感じる時間でもあった。
じっと一つの場所をみること、
そこで起こることに目を向け、心を凝らすこと。
普段、慌ただしく動き続けるなかで、大事なことを見おとしたり、わすれたりしているのかもしれないとも思うような時間でもあった。
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