梵音具調査(3) 多賀近辺

10月14日(水) 滋賀県の文化財調査。第三回目。

10:30 JR彦根駅に集合し、終日、多賀近辺の寺院等の梵音具の調査。
一日で三箇所の寺院などを調査した。

一件目は真宗寺院。二件目は、廃村の真宗寺院。三件目は無住の禅宗寺院。

今回は、めずらしく廃村になって、現在では人が住んでいないようなところにも立ち入ることができた。
車に乗って、車一台が通るのがやっとの細い山道を昇って、山上の誰も住んでいない集落跡へ。

お墓や寺院があるので、一応管理されている人がおられて、ときどきは山を登ってこられるようだ。
それでも、打ち捨てられたままの家や車が、朽ちていくのを待っているかのように、さびさびとした雰囲気が漂っている。

村に入って、目的地まで徒歩での移動中、見たことないほど大きなスズメバチが飛んでいる。
幼い頃に、弟がハチに刺されたのを見て以来、ハチに対しては少々トラウマがあり、恐怖を覚える。
スズメバチに刺されたら一発で死んでしまうのではなかろうかと。
周囲に巣がないかを調べて、慎重に移動した。

調査中、苔が一面に生えた地面にカナブンがもぐりこむ。
観察してみると、そのままやわらかい土の中へどんどんともぐりこんでいって見えなくなってしまった。
もしかして、冬眠に入る瞬間を目撃!?
ちょっと興奮。

めったに行くことのできないところにいけるのも、調査に参加して楽しいことの一つ。


調査の方も、現場に出て二回目ということもあって、ちょっとづつチェックするポイントがわかりかけてきた印象。

今回の調査
梵鐘 三口、喚鐘 四口、鰐口 一口、キン 二口

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