7月24日(日)西正寺公開講演会「戒律とはなにか」

 午前は月参り等数件。予定のミスがあり「今日はお参りの日では?」とういご連絡をいただいてしまう。慌ててお参りに行き、お詫びすることに。このようなことがあると、冷や汗をかく。

 午後からは、本堂にて、公開講演会。

龍谷大学文学部准教授の大谷由香先生をお招きして「戒律とはなにか?」という2回連続の講演会の第一回目。簡単に要約させていただくと
 ・戒と律のそれぞれと、その違い。
 ・律の数はどれだけか、どのように考えられていたか。
 ・たくさんある戒律をどのように守っていたか、運用していたか?

 時代と社会の変化・うつろいとともに、伝持することが困難になっていく戒律。
 そこにあったものは、いかに仏教・戒律と向き合うべきか、つねに思考し、試行錯誤・実践し続けた僧侶たちの足跡とでもいうようなもの。
 戒律というと、「厳粛にそれを守るべきもの」とイメージされるかもしれない。しかし、実際は、そこには常に僧侶たちの試行錯誤や、自身をかけた研鑽・実践の積み重ねがあった。

 終了後のエクストラ・タイムにも、10名弱の人がのこり、楽しい質疑応答が続きました。

 人文学の危機といわれる昨今。
 大学でながく学ばせていただいた身としては、人文学、仏教のまなざしが「豊かさ」を形成するものであると考えている。 地域の中に、当たり前に「学問」の風があること、あるいは「人文学」の空気が漂っていること、それが豊かな地域や、まなびを構築するものではないかと考えている。

 公開講演会。初めての試みだったけれど、楽しく得るものがたくさんあった会でもあった。


(2022/07/25追記)
 会場に設置していた募金箱、参加費としてのご寄付は、総額で11900円のご協力をいただいておりました。ここに記して、お礼申し上げます。
 ご協力いただいたお金は、講演会や西正寺の社会活動の費用に充てさせていただきます。

(2022/8/3追記)当日の写真がいい感じであがっていますので、アップします。










 

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