お寺とマンション
9月8日・9日と真宗学研究学会があった(詳細はリンク)ので、京都に宿泊していた。
朝に、四条烏丸にとっていた宿から、LOOP(シェアサイクル)を利用して、自転車移動をした。寺町通りを移動していると、ふと目についたのが、「〇〇寺」と看板がかかっているけれど、どう見てもマンションという建物。
少し気になり、LOOPを手押ししながら、ちょっと覗いてみると、やはりお寺のようだった。
正確には、お寺の敷地内にマンションを建てられた物件のよう。後ろから不意に、「なにかごようですか?」と声をかけられてしまった。(きっとどう見ても不審者だったんだろう)
「お寺の看板があったので、お寺なのかな?と気になりまして」「私も尼崎の寺のものでして」と、説明すると、不審者ではなかったと安心してもらえたのか、いろいろと経緯を教えていただけた。
お寺の本堂からなにからすべて建て替えをして、敷地に(僕から見たら)大きなマンションを建築された様子。マンションの玄関手前横に、お寺の参拝のための玄関らしきものがあり、そちらを通って本堂やお墓へのお参りへと進む様子(さすがにお墓の場所は移動していないとのこと)。
・昔のように、檀家さんからご寄付をいただくことが難しい時代になっている。
・お寺の経済的維持が難しい
(そのため不動産収入を見込んでマンションを建築されたのだろう)
事情はよくわかる。
寺町通だけあって、そのまま移動をしていくと、数メートルから十数メートルごとにお寺を見かける。建て替えられたお寺をみたあと、昔のままの景観を維持されているだろうお寺も少なくないが、多くが先のマンションを建てられたお寺と状況を同じくしているだろうことも想像しながら、自転車をこぎつつ、町の様子を眺めて移動していた。
身もふたもない言い方をしてしまうと、お寺がお寺の活動で維持できなくなって、不動産等宗教法人としての本来の活動以外の収入を主としてしまうと、それは残念ながらお寺ではなくなってしまうよなぁ、などと思いながら自転車をこいでいた
今思い返すと、おそらく法律的なたてつけも、そうなっていたと記憶している。
chatGPTを利用して検索、確認をした
以下がそのやりとりの共有リンク
https://chatgpt.com/share/68c097af-cc50-8004-98ed-09dede7b5862
宗教法人としての活動がなく、その他の事業で収入を得ている場合 → ×
宗教法人本来の活動をしているが収入はなく、活動の費用をそのほかの事業収入を得ている場合 → 条件付きで 〇
ということになる。
いずれにせよ、お寺の活動は厳しい時代である。
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