2004年10月8日金曜日

シンポジウム

★シンポジウム(symposium)

ギリシャ語のsymposionが語源で"酒宴"の意味です。syn-は「一緒に」posisは「飲む」の意味です。

プラトンの有名な「饗宴」は原題がSymposionです。

まず食事が出ます。これをクッションに横になり手で食べます。(フォークの発明は13世紀です。)

食事がすむとブドウ酒が出て竪琴などが奏でられ、そして高尚な哲学の話題が展開されたようです。

出典(http://melma.com/mag/52/m00011552/a00000146.html)



よく「大学者」といわれる大きな業績を残した先生方も言われることだけれど、

学問のヒントというのは机の前に向かって勉強しているときよりも、

お風呂に入ってリラックスしていたり、宴会の席でだれかから言われた何気ないことばにヒントを得ることのほうが非常に大きい、ということがある。



それは、それまで自分が見ていた方向と違う方向から光が照らされて、思っても見なかった

新しい発見が与えられるという事態が起こるからだろう。



だれかは、「それはそのことを彼が常に考えているからおこりうるのだ」と

、絶えず自分が抱えている問題が頭の片隅にでも常に存在し続けているから起こりうるという。



いずれにせよ、他なるものの刺激が自分を未知な領域につれてっていってくれる大きな鍵であることはまちがいない。



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いまある自分は、すべてだれかからのおかげで、ここに立っている。



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