とある写本の束。

滋賀県で古典籍調査。

今日の調査は巻子のみ。

包紙から史料を取り出す。

巻物を開く。(クルクルクル)
寸法を測り、調書に記入。(カリカリカリ)
特記事項も調書に記入。(カリカリ)
巻物を巻戻して閉じる。(クルクルクル)

包紙に再び戻し、調査済みの箱へ。

終日朝から夕方までこの繰り返し。

でも、何かしら心地いい。半日も繰り返してくると、何かしらわけのわからない充実感もやってきた。

生の史料に触れているという事実がそういう気持ちにさせるんだろうか。

何百年も前の僧侶が、一生懸命に書き写した息吹が伝わってくるような・・・。
特に今日はそんな印象を受ける書き込みがある史料を、大の男が四人がかりで、調書を取り続けた。

こんな作業は、単純だけれどいろいろな発見などがあって楽しい。
いとたのし。

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