2010年3月9日火曜日

知的生産の技術研究会編 『知の現場』




知的生産の技術研究会『知の現場』
 今週二冊目。 梅棹貞夫『知的生産の技術』から始まった、「知的生産の技術研究会」。この会を知ったのも本書からだが、すでに創立40年という歴史に驚き。
 参加者・講師の名前も、早々たる顔ぶれ。21人のトップランナー方の、仕事の仕方、情報処理の仕方、インプット・アウトプットの作業を取材・紹介されている本。

 直接的な技術やノウハウが手に入れられるというより、読むことによって、自分の考え方や手法が相対化されるという意味で、刺激があった。
 情報との接し方をとっても、情報を精密に厳選して選び取る手法を取る人、情報を取捨選択せずただひたすら接する手法を取る人、あるいはまったく逆になるべく情報に接しないように心がけ自分の頭で考えることを重視する人。
 いずれも一理ありつつ、その人が出す成果も人並みならぬほどの質と量。

 この研究会のセミナーにも参加してみようと思う。

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