城田真琴『クラウドの衝撃』



クラウド2冊目。
ハードウェアのコスト低下、ネットワークの充実とコストの低下によって、ITリソースを社内で準備するよりも、アウトソーシングするほうが、低コストでかつ低負担になる以上、「クラウド企業」の活躍の場が増える。個人においても、企業においても、クラウドに依存する率は、増大していき、その結果、今後の世界のIT環境はクラウド中心の構成へと変革されていくだろうことが予想される。

現にいつのまにやら、クラウド技術は「当たり前」のものとなって、僕たちのまわりにすでに配置されている。gmailをはじめとするwebメール、ブラウザで起動し、利用できるソフトウェア、あるいはオンラインディスクなどによるデータの保存。
デメリット、ついて回る不安ももちろんある。
データが外部にあるため「セキュリティ」についての責任が自分でもてないということ。あるいは突如起こりうるサービスの打ち切り。カントリーリスクや、その他諸々の不安要素。

クラウド企業のコストは「電気代」が大きなウェイトを占めていて、電力が安く、寒冷な地域が思考されていること。データセンターの規模や、志向性、あるいは分類なども明確に書かれている。
企業側の考えや状況も書かれていて興味深かった。


HaaS、PaaS、SaaSといった用語もわかりやすく解説されている。

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