東野先生の本は、二冊ほど読んだ。
日中の仏教をはじめとする交渉に興味をもって、遣唐使関係の本を何冊か読んだ中にあった。
今回、唐招提寺の改修などもあって、何かと話題の唐招提寺・鑑真。
鑑真来日とその仏教的な意味について、順を追って描写されていて、とても読みやすい一冊。
『天平の甍』の内容についてもときどき触れているが、こうゆう歴史を勉強したりして触れるたびに、シルクロードや仏教の史実を参照しつつ、あれほどの文学作品を仕上げた井上靖の仕事の偉大さを思わずにはいられない。
今日の龍谷大学文学部で担当している「伝道学特殊講義」(学部3・4回生対象)は、講義で指定しているテキスト 『基礎ゼミ宗教学(第2版)』 。今回は、第9章の「カルト問題」にどう向き合うか?―カルト、偽装勧誘、マインド・コントロール」を扱う予定。 数年前に大阪大学が、大学としてのカ...
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