2022年9月1日木曜日

8月30日(火)カードゲームをする予定の講義だったのに、カードゲームを忘れて講義に行くという失態。

 8月30日火曜日、晴れ。
 午前中は月参り。いつもどおり、父の前住職と分担しておつとめ。

 午後から伝道院(布教使課程)に出講。この日は「法座をひらこう」(実例に学ぶ)という枠。先日の教義的なものではなく、実践的な内容。
 13:30~16:30の3時間。休憩をはさみながら3コマのイメージで、
 1:現代社会と宗教の関係(理論的・概念的側面として、世俗主義について講義する)
 2:現代の諸課題や解決の手がかり、それからお寺の活動のヒント・手がかりを学ぶワークショップとして、ATTF2というカードゲームをする
 3:中平がやってきた実例として、西正寺の活動を紹介する

という3本組のイメージ。

◎ATTF2


 2コマ目のカードゲーム、ATTF2とは、Amagasaki to the FutureⅡ(アマガサキ・トゥ・ザ・フューチャー2)のこと。尼崎市が、市制百周年の記念の一つとして制作した、まちをしり、まちの課題を考えるカードゲームで、行政だけでなく多くの市民と一緒に制作したもの。私もお声がけしてもらい、制作のワークショップなどに参加して、関わらせてもらった。

 詳しくは紹介記事などを見てもらおう。
 → みんなの尼崎大学 ATTF https://www.amanokuni.jp/ucma/attf/

 →(ATTF1)https://www.amanokuni.jp/ucma/attf/entry-461.html

 → 尼崎市公式ホームぺージ https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/shisei/si_mirai/kyodo_sikumi/1016069.html

このATTF、いろいろなところでプレイしてもらっているが、とても汎用性が高くて、尼崎を知るだけではなく、お寺のとりくみや、地域一般・社会課題とどう向き合っていくのかとう手がかりを得ることもできるゲームだと思っている。
 実際に、担当している中央仏教学院(社会伝道論)や、園田学園女子大学の講義(つながりプロジェクト)でも活用し、学生さんたちにプレイしてもらっているが、いつも好感触。

◎ATTFを忘れてくる

 さて、そんなATTFをするぞと、思いながら、調子よく伝道院まで移動し、荷下ろしをしているところで気が付いた。ATTFのカードゲーム(4セット)を車に積んでいない!(汗)

 取りに帰る時間はない。2~3度見返すが、クルマにはやはり積んでいない…。比較的頭の中は冷静に「あー忘れたな」と。忘れ物やうっかりが多いことは自覚しているが、ふっと確認を漏らしたタイミングで、こういうことになる。つくづく自分がいやところだが、もう長年付き合っているので、「あー、やってしまったな」と自分に対するあきらめも処方出来ている。


 さて、どうするか。実際にプレイしてもらう楽しさは、また別の機会にカードゲームを持ってきてやるとして、イメージしてきた講義を組みなおさないといけない。
 ちょうど昨年、同様にATTFを講義でする予定だったところが、オンラインの講義になってしまって、オンラインでも疑似的にATTFが体験できるように、カードの画像を取り込んでプリント資料にしていたものがあった。それを、急遽資料として配布してもらい、カードとは少し違う体験になるが、そちらで 町のおたからや、町の人の声にふれてもらい、ゲームのエッセンスを感じてもらった。

 そういうオルタナティブな方法でも、グループごとに盛り上がってあれこれと解決策を出してくれていて、ATTFの面白さを改めて感じることだった。ATTFスゴイ!!(改めて、カード忘れてごめんなさい。ずっと反省しています)

 一方で、「ATTF忘れたどうする!?」という、問題にきっちり手持ちの材料から代替案が作成できたというのはこれこそATTFの精神ではないかと、ひとり振り返ったりもした。


 伝道院の講義終了後、伝道院のお夕事勤行にお参りして、帰宅。
 帰宅後確認すると、きっちりとイスの上に、紙袋に入ったATTFのセットが忘れられた状態で置かれていた。。。。涙
 荷造りをして、カバンから荷物を出し入れした最後にきっちりと、イスに一時おいたまま、クルマへと向かってしまっていたのだ。今回の失敗は忘れない。(またするかもしれないけれど、反省材料)

  



 翌日は人間ドックに行くため、所定の時間までに食事を終えて、就寝。



 



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