9月13日火曜日、快晴。
午前、月参り4軒ほど。1軒のおうちから、いわゆる「墓じまい」の相談。
戦死された「兵隊さんのお墓」が家のお墓のとなりにあり、それを近々に閉じるご相談をしたいという。お子さんが結婚され、苗字が変わった娘さんお二人ということもあり、おうちのお墓に先行して、「兵隊さんのお墓」の墓じまいをしたいというご希望。
その場で、お世話になっている石材店を紹介して、まずは相談からという形でおつなぎする。お墓のご相談は、肌感覚として、やはり多くなってきていることを感じる。
お参りを終えたあと、午前中は諸連絡、デスクワーク。午後も引き続き、事務作業と、建築物に関する某NPO関係者と面会・相談、翌日の講演準備。
19:00から、「そろそろこれからの「葬儀」の話をしよう」を開催。
先日投稿していた紹介記事 https://ryogo1977.blogspot.com/2022/08/913.html
18:00前から会場(本堂)の設営。池邊さんも到着。18:30ごろから、お越しくださった参加者のみなさんとゆるゆるとおしゃべりをしながら開会時間を待つ。開始前からよい時間。
19:00開会。参加者は11名。
参加者のみなさんに、葬儀についての経験や思いをグループで話してもらい、それを共有してから、池邊さんからのお話。
テーマである、喪主・遺族としての葬儀ということで、喪主はいったいどんな状況に置かれているのか、何を決めなければいけないのか、どんな準備をしておけばいいのかといったことから、アンケート結果から喪主が「知っておけばよかったこと」「後悔していること」等実用的なお話を通しながら、葬儀の本質や、遺族としての思い、気持ちに生じていくことにも迫っていくようなレクチャーをしてもらった。
休憩をはさんで、参加者のみなさんのコメントや質問を受けてのトークセッション。
葬儀の本質とはなんなのだろうか。一言ではいけないこと、一様ではないことが葬儀では起こっている。価格や形式といった実務的なことから、デス・エデュケーションという面、グリーフケアという面からも、問いを投げかけるような時間が続いた。
葬儀が健康保険やさまざまな諸制度の中で「保障」されていることからすれば、自身の最後や、家族をちゃんとした形で送っていくこと、すなわち葬儀をすることは、社会保障の一部として組み込まれているものであるということ、すなわちある種の「権利」であり、また「福祉」的なものであるという側面があることもあらためて考えさせられた。
単に形式的なもので、高いお金がかかって、やる必要があるのかどうかわからない、というような疑問が呈されるということは、葬儀がちゃんとした葬儀として行われていないということの反映なのだろうとも思う。
会は一応21時になったところで、いったんのクロージングをして、延長でお話したい人だけ残るという形式をとったのだが、ほとんど人が延長の予定時間を超えて22:00を過ぎてもまだ話が尽きないという感じだった。
この葬儀というテーマは、話始めてみると気づく事、思いいたることが次から次に出てきて、予想以上に論点や視点が広がっていく感覚が生じるのだろう。 参加者のみなさんからも「いままでちゃんと考えてこなかったけれど、大事なことだとおもった」という感想もいただいた。
話が尽きなかったので、またこの会は開催したいと思う。
終了後、個人的に何人かの方が感想・フィードバックを送ってくださった。せっかくなので、ここに紹介させていただく了承をもらった。
感想はこちら ⇒ 「そろそろこれからの「葬儀」の話をしよう」 いただいた感想
https://ryogo1977.blogspot.com/2022/09/blog-post.html
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