2022年9月12日月曜日

9月12日(月)島下組(しましもそ)仏教婦人会連盟研修会に。

 9月12日月曜日。快晴。

 午後から、大阪教区島下組仏教婦人会連盟研修会に出講させていただく。
 この研修会は、津村別院経由でいただいたお話で、もともとは2月に予定されていたものが、コロナの都合で延期になり、本日の開催。コロナの影響で、午前・午後の二部制になり、参加人数も調整されての開催。

 午前は、デスクワークと内容の確認等。
 12時過ぎ、荷物を車に積んで移動。(プロジェクターとスクリーンも持参するケース)
 会場は、吹田市の西福寺さま。中央仏教学院のK先生がご住職をお務めのご寺院。
 13時前。会場着。プロジェクターなどの設営を行い、待機。その間に、喚鐘を拝見。
 

 江戸期(延享年間)の喚鐘で、尼僧の供養のために、何人かの方たちによって寄進されたもののよう。銘文(陰刻)で独特のものがあり、拝見して楽しい。堪能した。
 (滋賀県の梵音具調査に携わったことがあり、喚鐘・梵鐘の類を拝見するのを趣味にしてる)


 14時開始。15時30分までの研修。SDGsがテーマ。
 とはいえ、1時間で、SDGsについて、網羅的に話すことは難しいので、概略をお話したあと、皆さんで考えたり、想像してもらう時間(ワーク)も取りながら過ごさせてもらった。


 身近に実践できるようなことを考えたいという要望もあったので、一杯のお茶碗のごはん
から、普段考えていることはどのようなことか、環境も含めて考えてみるとどうなるか?というような問いかけをさせてもらうような時間をもって過ごしてみた。
 
 やはり、普段お米を買うときは(私もそうなのだが)「いくらかな?」「おいしいかな?」「銘柄はなにがいいかな?」というようなことばかりを考えてしまう。 ところが「環境に配慮するには?」と考えてみると、炊き方、研ぎ方、お米の作られ方、運ばれ方…様々なところで、環境や他者と結びついているものが見えてくるようになる。
 そのほか、トウモロコシやバナナ、手のなかにあるスマホも、それを通して世界の状況や、さまざまな課題と結びついているというようなことを一緒に考えさせてもらうような時間を持った。
 「考えさせられる時間でした」というフィードバックをいただけて、一定お役目を果たせたのではないかと思う。 あとは、ちょっと調子にのって、いただいた時間一杯一杯を使ってしまった。(この辺りはごめんなさい)

 夕刻にお寺に戻り、デスクワークや、明後日の出講の準備など。

 明日、13日は、夜に「そろそろこれからの「葬儀」の話をしよう」を開催予定。


 ・(西正寺ホームページ)http://saishoji.net/archives/767
 ・(ぶつぶついうねん) https://ryogo1977.blogspot.com/2022/08/913.html
   ※開催の経緯や、池邊さんとのつながりについても言及。

こちらもどうぞよろしくお願いします。


【追記】
 夕刻、お寺にもどると、ご門徒のご葬儀の連絡が入っていた。急なご往生のお知らせで驚く。ご家族のお気持ちを思うと、言葉をなくしてしまう。



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